簡単V2P(仮想から物理へのシステム移行)

Acronis Cyber Protect
旧Acronis Cyber Backup

今日ますます複雑化するIT環境では、これまで以上に高度なVirtual Machine To Physical Machine(V2P)バックアップソリューションが求められています。仮想マシンと物理マシン間の互換性の問題を解決しながら、ストレージ領域を最大化し、コストを管理しようとするのは非常に大変な作業です。

幸いなことに、業務に追われるIT部門の仮想から物理への移行と物理から仮想への移行を支援する新しいV2Pテクノロジーがあります。たとえば、Acronis Cyber Backup は、物理や仮想システムのバックアップや復元、V2Pの課題に対応します。 Acronis AnyData Engine を搭載したAcronis Cyber Backupは、高度なIT環境向けに堅牢で使いやすい統合データ保護とディザスタリカバリを実現します。単一のWebベースのコンソールを使用して、あらゆる環境やロケーションのデータ保護を管理することで、Acronis Cyber Backupは仮想から物理への移行やその逆も可能にしながら、時間やコストを節約できます。

Acronis
ThinkstockPhotos-623615154.jpg

Acronis Cyber Backupの主な機能

  • 複数のマシンのV2P変換をサポートする拡張的なアーキテクチャ
  • V2Pにおけるバックアップ・復元中のセキュリティ
  • Acronis Active Restoreのリカバリ時間を平均50%短縮
  • 仮想マシンを物理マシンに変換するときに、システム全体からフォルダやファイル単位で復元する機能
  • イメージをベアメタルハードウェアに復元できるようにするベアメタル復元機能

仮想マシンを安全に復元する方法、またはVMwareの仮想マシンを物理システムに移行する方法は、Acronis Cyber Backupの機能詳細をご確認ください。

データ移行: 3つのDの回避

今日、ほとんどの大規模企業や中堅中小企業(SMB)は、本番環境のシステムサポートするために、物理サーバーと仮想マシンを組み合わせて使用しています。定期的なメンテナンスやシステムのアップグレード、または障害復旧のような予期しないイベントのために、企業はこれらのシステムを仮想マシン(VM)間または別のハードウェア間で移行する必要があります。

残念ながら、仮想環境から物理サーバーへの復元をハイパーバイザーベンダーはV2Pツールとして提供していません。さらにその方法を知っているIT専門家もほとんどいません。

データの移行は容易ではありません。「3つのD」、ダウンタイム(downtime)、遅延(delay )、データ損失(data loss)に関わるさまざまな問題があります。

Acronis Cyber Backupはこれらの課題に真っ向から取り組んでいます。ディスクイメージングテクノロジーは、オペレーティングシステム、設定、レジストリ、アプリケーション、データなど、本番システムのあらゆるコンポーネントをキャプチャします。サーバーのシステムを異なるハードウェア、仮想マシンとの間や異なるハイパーバイザー間で移動するための、安全で簡単な方法があります。そして、ユーザーはサーバーをOSまるごと移行できます。

Acronis Cyber Backupを使用したデータ移行

Acronis Cyber Backupを使用してシステムを移行するには、3つの段階があります。

  1. Acronis AnyData Engineが元のプラットフォームからシステムを切り離す: 移行プロセスでは、Acronis Cyber Backupでディスクイメージを作成することから始まります。これは、特定のサーバーや仮想マシンのディスクとパーティションにあるすべてをフルコピーします。コピー中にデータが抽象化されます。これにより、データを一般的な統一フォーマットに変換するためにプラットフォーム特有の情報を切り離します。
  2. Acronisでシステムを新しいハードウェアに適用: 次に、ディスクとパーティションの内容をターゲットとなる物理サーバーまたは仮想マシンに適用します。物理サーバーに移行するときは、新しいマシンにオペレーティングシステムをインストールする必要はありません。ベアメタル復元でイメージをロードするだけです。Acronisがディスクとパーティションのサイズを変更するため、ターゲットのマシンのディスク構成は元のマシンと一致させる必要はありません。
  3. Acronisが新しいハードウェアに合わせてチューニング: Acronis AnyData Engineは、新しいハードウェアプラットフォームやハイパーバイザーを分析し、新しい要件に合うようにオペレーティングシステム設定を最適化します。

この手順が完了すると、システムの完全なバックアップを取得できます。レジストリキー、ライセンスキー、設定、アプリケーション固有のデータなど、システム情報のすべてを安全に移行できます。

データ移行の戦略的アプローチ

データ移行の長期計画を立てるときは、市場をリードする高価なプラットフォームだけでなく、柔軟性やあらゆる環境へリンクできる機能に重点を置くことが重要です。将来、プラットフォームを変更しても追加コストをかけずにインフラを拡張することができます。データ移行に使用するツールは、どのプラットフォームにもリンクでき、物理から仮想、または仮想から物理に簡単に移行できるようになるはずです。プラットフォームごとにツールを使い分ける必要はありません。

IT環境は大きく変化しており、物理、仮想、クラウド、ストレージの混在が一般的になっています。IT管理者は、できるだけ多くのプラットフォームをカバーしつつ、バックアップ、ディザスタリカバリ、データ保護、セキュリティ、ウイルス対策をカバーできる拡張性の高い多用途のソリューションを必要としています。

Acronis Cyber Backupの高度なデータ保護テクノロジーを使用すると、障害復旧とシステムレプリケーションのサポート、生産性とデータ復旧時間の改善、管理の複雑さの軽減などのために、本番システムを任意のプラットフォームから任意のプラットフォームに簡単にシームレスに移行できます。

Acronis Cyber Backupの詳細は、Acronis.com をご確認ください。無償試用版をご利用いただけます。

アクロニスのその他の情報