2019年8月19日 — 8 分で読めます
アクロニスがG Suiteのバックアップと企業向けクリプトマイニングマルウェア対策を提供
新たにリリースされた2つのアップデートにより、アクロニスの企業向けサイバープロテクションの能力は驚異的なレベルに達しました。IT担当者や企業の責任者は、優先すべき他の業務に集中し、データの安全性に関してさらに大きな安心感を得られるようになります。最新のアップデートでは、20を超えるプラットフォームに対するバックアップおよびリカバリサービスに、統合型のG Suite保護を追加しました。さらに、最も増加が著しいマルウェアの1つ、クリプトジャッキングに対する対策も組み込まれています。
それでは、アクロニスのクラウド製品、Acronis Backup ServiceとAcronis Backup Cloudの長所を生かした企業向けサイバープロテクションの能力が、アクロニスによってどれだけ強化されたか詳しく見ていきましょう。
G Suiteバックアップおよびリカバリ
世界の500万を超える顧客にとって、GoogleがGmailやドライブ、カレンダー、連絡先を導入する前の仕事のやり方を思い出すのはなかなか困難です。小企業からフォーチュン500に名を連ねる大企業に至るまで、企業はこれらG Suiteアプリを、GoogleがG Suite ユーザーに提供する柔軟性、効率性、信頼性として活用しています。
ただ残念ながら、これだけ多くのメリットがすぐに使えるG Suiteであるため、当然ながらデータは常に手が届くところにあることになります。事実、G Suite アプリを常に利用できる状態に保っていることで高く評価されているGoogleは、ユーザーのデータを保護する責任は負っていないのです。つまり、もし何かが起これば―たとえば、1)過失によるデータの削除 、2) 悪意のある従業員による悪質な行為、3)外部からのマルウェア攻撃などがあった場合、G suiteのデータは失われ、ビジネスは危険にさらされる恐れがあるのです。
これら上位3位のデータ消失のケースを見れば、Googleがユーザーのデータに責任を持たないのも当然と言えます。悪意のある従業員と普通の(間違いを犯しがちな)従業員との違いはもちろん、誰がいつ、故意に、あるいはたまたま何かを削除してしまうなどとGoogleが知ることができるでしょうか? ここでマルウェアと ランサムウェアの問題が浮き彫りになります。
Googleはインフラストラクチャのレジリエンスを確保していますが、G Suiteアプリを利用する企業はリカバリ不能なデータ消失を防ぎ、保持ポリシーのずれを避け、コンプライアンスを維持するためのバックアップおよびリカバリのソリューションを必要としています。だから、最近行われたアクロニスのアップデートは、企業ユーザーにとって非常に重要なのです。
現在、アクロニスの顧客は、Gmailとドライブ (チームドライブ含む)、カレンダー、連絡先を保護するG Suite データ保護対策をすぐにでも利用することができます。つまり、エージェントレスなクラウドツークラウドによるバックアップ、信頼できるポイントインタイムリカバリ、グラニュラーリストア(1つのアイテムからドライブ全体やGmailデータまで)、クラウドストレージオプション(すぐに使えるGoogle、Microsoft、Acronisのクラウドストレージ)、さらにクイックサーチ機能(必要なものを瞬時に見つけて回復させることが可能)といった主なメリットによって、何の心配もなく仕事をすることができるのです。それに加え、アクロニスによりAcronis Notary技術が統合されたため、IT管理者はドライブのバックアップファイルの真正性を検証することができるようになりました。
クリプトマイニングの防御
アクロニスは、バックアップ業界でも最も進んだAIベースのランサムウェア対策技術Acronis Active Protectionを有していることで知られており、この技術は多数のソリューションに搭載されています。そのユニークさは、並外れた先進性と包括性にあります。
人工知能ベースの技術を使用して、すべてのシステムデータを積極的に不正な変更や暗号化から(ゼロデイ攻撃からさえも)守っているため、バックアップソリューション自体も顧客のデータもバックアップファイルも、すべてが安全に守られます。しかも、たとえランサムウェアが防御を突破しても、ファイルは瞬時にキャッシュから修復されます。さらに、行動パターンによるヒューリスティック分析とホワイトリスト方式が採用されているため、将来の脅威からもデータを完全に守ることができるようになっています。
これにより、Acronis Active Protectionはクリプトジャッキングに対しても保護が強化され、顧客はシステムリソースを犯罪者から乗っ取られる心配はありません。 ちなみに、クリプトジャッキングというのは急速に増加しているサイバー脅威で、サイバー犯罪者が強力なコンピュータリソースを使用して複雑な計算を行い、デジタル通貨をマイニングする行為です。最初に計算を行ったコインマイナーが報酬を受け取ります。抜け目のないサイバー犯罪者は、クリプトマイニングマルウェアを他人のコンピュータにインストールし、リソースを盗むことができれば、利益を上げるのに利用できると気づいたのです。被害者はしばしば何が起きているのかさえ気づかず、次のような問題を経験することになります:
システムとネットワークのパフォーマンスの低下
システムのクラッシュ
オーバーヒート
不正利用によるハードウェアの損傷
通常よりも高い電気料金
ますます増加の一途をたどるこうした脅威に対策し、IT担当者がしっかりリソース管理できるようにするために、 Acronis Active Protectionはクリプトマイニング対策によって強化されました。機械学習技術が、Windows上で動くすべての既知のクリプトジャッキングプロセスを検知して終了させ、リソースとネットワークトラフィックを維持します。IT担当者はアラートをチェックして、「信頼できない」とマークされたプロセスの理由を確認し、もしそれが無害であればホワイトリストに加えることができます。
最後に
アクロニスのクラウドベースバックアップソリューションの最新アップデート版があれば、企業ユーザーは通常通りに仕事を続けることができます。要件がどのようなものであれ、アクロニスは、あらゆる規模の企業にとって使いやすく、効率的でセキュアなバックアップソリューションをさらに強化して提供し、サイバープロテクションとハイブリッドクラウドストレージの標準としています。
業務にG Suiteを使用する中小企業のユーザーの場合、データを管理して事業の継続を確保し、コンプライアンスを維持してペナルティを避けるためのツールをすぐに使用できる、Acronis Backup Serviceがお勧めです。Acronis Backup Serviceの30日無料試用版をどうぞお試しください。
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