Acronis エージェントは、ストレージ ノードが使用する形式と異なる形式のテープにバックアップを作成します。この理由から、ストレージ ノードに接続されたテープ デバイスと管理対象のコンピュータに接続されたテープ デバイス間でテープを交換できません。つまり、ストレージ ノードによって書き込まれたテープは、ローカル接続のテープ デバイスで読み取ることができません。ただし、ストレージ ノードは、エージェントによって書き込まれたテープを読み取ることができます。Acronis Backup & Recovery 10 でのテープ形式の互換性の詳細については、「テープ互換性の表」をご参照ください。
テープ ライブラリが接続されているコンピュータにストレージ ノードをインストールし、テープ ライブラリ上に集中管理用格納域を作成してから、バックアップが含まれる各テープを再スキャンします。
復元するデータが入っているテープがわかっており、ストレージ ノードによって管理されている格納域を持つテープ デバイスがあるときは、テープ カートリッジをそのデバイスに挿入し、コンソールの[集中管理用格納域]ビューに移動して格納域を選択します。次に、テープを再スキャンし、データを復元するアーカイブとバックアップを選択して、復元タスクを作成します。
復元するデータが入っているテープがわからないときは、データが見つかるまで各テープを再スキャンする必要があります。一般に、必要なすべての手順は上で説明した手順と同じですが、1 本のテープではなく、数本のテープを再スキャンする必要があります。
「テープ互換性の表」の表を参照して、テープからデータを読み取ることができる Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントを探します。