このバックアップ計画では次のテープ オプションを使用すると仮定します。
これらのオプションは、GFS の標準的なテープ ローテーション スキームを定義しています。次の図は、この分析事例に対し、日単位のバックアップに 8 本のテープ、週単位のバックアップに 6 本のテープ、月単位のバックアップに 13 本のテープ(4 週間のサイクルは 1 年に 13 回)を使用するローテーション スキームの開始状況を示しています。また、次回のバックアップ用に 1 本のテープが必要です。このローテーション スキームをオプションと組み合わせると、合計 28 本のテープが必要になります。
データを復元するには、完全バックアップでは 1 本のテープ、差分バックアップでは 2 本のテープ、増分バックアップでは 2、3 本のテープが必要です。
このスキームには次の長所があります。
主な短所は、必要なテープ数が増えて、使用率は 5 ~ 10% だということです。
日単位のバックアップを 1 週間(バックアップは 4 回)、週単位のバックアップを 1 か月(バックアップは 4 回) 保持する必要があると、必要なテープ数は合計 4+4+13+1=22 本になります。