Acronis Backup & Recovery 10 エージェント for Linux では、Linux with 2.6.x カーネルまたは Linux ベースのブータブル メディアでの実行時に、このようなボリュームのアクセス、バックアップ、およびリカバリを行うことができます。
バックアップ(GUI)
Acronis Backup & Recovery 10 GUI では、論理ボリュームは [ダイナミック ボリュームと GPT ボリューム] のバックアップ可能なボリュームの一覧で最後に表示されます。
利用可能なすべてのディスクをバックアップするには、すべての論理ボリュームと、論理ボリュームに属さないベーシック ボリュームを指定します。 これは、[バックアップ計画の作成] ページを開いた場合のデフォルトの選択です。
論理ボリュームに含まれるベーシック ボリュームは、一覧で [ファイル システム] 列が [なし] で表示されます。 このようなボリュームを選択すると、ボリュームはセクタ単位でバックアップされます。 通常では、セクタ単位のイメージを作成する必要はありません。
リカバリ
論理ボリュームをリカバリする場合は、次のいずれかの方法を選択できます。
この方法は、オペレーティング システム使用時とブータブル メディア使用時の両方で選択できます。
次の場合に便利です。
論理ボリュームのバックアップからベーシック MBR ディスクにリカバリしたシステムでは、カーネルがルート ファイル システムを論理ボリュームからマウントしようとするので、起動できません。 システムを起動するには、LVM を使用しないようにローダー設定と /etc/fstab を変更し、ブート ローダーを再度有効にします。
これは、ベア メタルでのリカバリや、ボリューム構造が異なるコンピュータでのリカバリなどが該当します。 論理ボリュームの構造は、バックアップに保存されていれば、リカバリ時に自動的に作成されます。
この方法は、ブータブル メディア使用時にのみ選択できます。
論理ボリュームをリカバリする方法の詳細については、「MD デバイスと論理ボリュームのリカバリ」を参照してください。
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