ToH 例 2

このバックアップ計画では次のテープ オプションを使用すると仮定します。

ToH 例 2 ToH 例 1 の違いは、[常に空きテープを使用する: 各完全バックアップ]オプションがオンになっていることだけです。

最初の図は、ToH スキームと前述のテープ オプションを組み合わせたテープの使用状況です。このスキームの繰り返し部分は 16 回のバックアップ セッションです。図は、17 回目のセッション終了時のバックアップ アーカイブの状態を示しています。

下の図では、この時点で削除されているバックアップは濃い灰色の四角で示されています。

この図は、最初の完全バックアップが差分バックアップ D、C、B のベース、および増分バックアップ A のベースなので、レベル E に 2 つの完全バックアップがあることを示しています。したがって、完全バックアップの削除は、バックアップ D、C、B、A がすべて削除されるまで延期されます。

次の図は、レベル D で新しいバックアップを作成する前のテープの使用状況を示しています。

この時点で、バックアップ アーカイブは 4 本のテープに保存されています。これはこの例で必要な最大テープ数です。

次回のバックアップがレベル D で作成された後、テープ 01 と 02 の両方が解放されて再利用できます。

この分析事例では、ToH スキームと指定したオプションの組み合わせは次の特性を持ちます。

この特定の事例では、[常に空きテープを使用する: 各完全バックアップ]オプションがオンであることで、ライブラリ内のテープの使用効率が大幅に上がっています。