Acronis Backup & Recovery 10 コンポーネントは、安全な認証に SSL(Secure Sockets Layer)証明書を使用します。
コンポーネントの SSL 証明書は、次の 2 つの種類のいずれかになります。
証明書パス
コンピュータにインストールされたすべての Acronis コンポーネントは、サーバー アプリケーションとして機能する場合、サーバー証明書と呼ばれる SSL 証明書を使用します。
Windows では、証明書パスとサーバー証明書のファイル名は、レジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis\Encryption\Server で指定されます。 デフォルトのパスは %SystemDrive%\Program Files\Common Files\Acronis\Agent です。
自己署名証明書の場合は、証明書の拇印(フィンガープリントやハッシュとも呼ばれます)が、今後のホスト識別に使用されます。クライアントが以前に自己署名証明書を使用してサーバーに接続しており、再度接続を確立しようとした場合、サーバーは、証明書の拇印が以前に使用されたものと同じであるかどうかを調べます。
自己署名証明書
Windows が稼働しているコンピュータで、証明書の場所にサーバー証明書がない場合、Acronis Backup & Recovery 10 管理コンソール以外のすべての Acronis コンポーネントのインストール中に、自己署名サーバー証明書が自動的に生成され、インストールされます。
自己署名証明書の生成後にコンピュータの名前を変更した場合、証明書は使用できず、新しい証明書を生成する必要があります。
新しい自己署名証明書を生成する手順は、次のとおりです。
"%CommonProgramFiles%\Acronis\Utils\acroniscert" --reinstall
非自己署名証明書
自己署名証明書に代わる方法として、Acronis 証明書コマンドライン ユーティリティには、信頼されたサードパーティ証明書、または組織の CA によって作成された証明書を使用するオプションがあります。
サードパーティ証明書をインストールする手順は、次のとおりです。
"%CommonProgramFiles%\Acronis\Utils\acroniscert.exe" --install " 20 99 00 b6 3d 95 57 28 14 0c d1 36 22 d8 c6 87 a4 eb 00 85"
(引用符に注意し、ここに示したサンプルの拇印を、使用する証明書の拇印に置き換えてください)