ディスクとボリュームの選択

バックアップするディスクまたはボリュームを指定する手順は、次のとおりです。

  1. バックアップするディスクまたはボリュームのチェックボックスをオンにします。 ディスクやボリュームの任意の組み合わせを指定することができます。

    オペレーティング システムとローダーが別のボリュームにあるときは、必ず両方のボリュームをバックアップに含めてください。 また、ボリュームはまとめてリカバリする必要があります。そうしないと、オペレーティング システムが起動しなくなる危険性があります。

    Linux では、論理ボリュームと MD デバイスは [ダイナミックおよび GPT] に表示されます。 これらのボリュームとデバイスのバックアップの詳細については、「LVM ボリュームと MD デバイスのバックアップ(Linux)」を参照してください。

  2. (オプション)ディスクまたはボリュームの物理レベルでの厳密なコピーを作成するには、[セクタ単位でバックアップ] チェックボックスをオンにします。 生成されるバックアップのサイズはバックアップされるディスクと同じになります(圧縮レベル オプションが [なし] に設定されている場合)。 セクタ単位のバックアップは、認識されないまたはサポートされないファイル システムや他の独自のデータ形式を使用しているドライブをバックアップするときに使用します。
  3. [OK] をクリックします。
ディスクまたはボリュームのバックアップに保存される内容

サポートされているファイル システムのディスクまたはボリュームのバックアップでは、セクタ単位のオプションをオフにした場合、データを含むセクタのみが保存されます。 これにより、作成されるバックアップのサイズが小さくなり、バックアップとリカバリの処理速度が向上します。

Windows

スワップ ファイル(pagefile.sys)およびコンピュータが休止状態になったときに RAM の内容を保存するファイル(hiberfil.sys)はバックアップされません。 リカバリ後は、それらのファイルが適切な場所にサイズ 0 で再作成されます。

ボリューム バックアップには、隠しファイル、システム ファイルなどの属性に関係なく、選択されたボリュームのすべてのファイルとフォルダ、ブート レコード、存在する場合はファイル アロケーション テーブル(FAT)、マスタ ブート レコード(MBR)を含むハード ディスクのルート トラックとゼロ トラックが保存されます。 GPT ボリュームのブート コードはバックアップされません。

ディスク バックアップには、ベンダの保守パーティションなどの隠しボリュームを含む、選択されたディスクのすべてのボリュームと、マスタ ブート レコードを含むゼロ トラックが保存されます。

Linux

ボリューム バックアップには、属性に関係なく、選択されたボリュームのすべてのファイルとフォルダ、ブート レコード、ファイル システム スーパー ブロックが保存されます。

ディスク バックアップにはすべてのディスク ボリュームとマスタ ブート レコードを含むゼロ トラックが保存されます。