カスタム バックアップ スキーム

概要
パラメータ

パラメータ

意味

完全バックアップ

完全バックアップを実行するスケジュールと条件を指定します。

たとえば、毎週日曜日の午前 1 時にすべてのユーザーがログオフした後すぐに完全バックアップを実行するように設定することができます。

増分

増分バックアップを実行するスケジュールと条件を指定します。

タスクを実行したときにアーカイブにバックアップが含まれていない場合は、増分バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。

差分

差分バックアップを実行するスケジュールと条件を指定します。

タスクを実行したときにアーカイブに完全バックアップが含まれていない場合は、差分バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。

アーカイブのクリーンアップ

古いバックアップを除去する方法、つまり定期的に保持ルールを適用するか、またはバックアップ中に保存先の領域が足りなくなった時点でアーカイブをクリーンアップするかを指定します。

デフォルトでは、保持ルールは指定されません。つまり、古いバックアップが自動的に削除されることはありません。

[保持ルールの使用]

保持ルールと適用時期を指定します。

この設定は、バックアップを共有フォルダ、集中管理用格納域などに保存する場合にお勧めします。

[バックアップ時に十分な領域がない場合]

バックアップ時に新しいバックアップを作成する領域が不十分な場合のみ、アーカイブがクリーンアップされます。この場合、プログラムは次のように動作します。

  • 最も古い完全バックアップとこのバックアップに対するすべての増分/差分バックアップを削除します。
  • 完全バックアップが 1 つしか残っておらず、完全バックアップが進行中の場合、前回の完全バックアップとこのバックアップに対するすべての増分/差分バックアップを削除します。
  • 完全バックアップが 1 つしか残っておらず、増分バックアップまたは差分バックアップが進行中の場合、使用可能な領域が足りないことを伝えるエラーが発生します。

この設定は、USB ドライブまたは Acronis Secure Zoneへのバックアップ時にお勧めします。この設定は、管理対象の格納域には適用できません。

この設定では、ストレージ デバイスに複数のバックアップを保存する容量がない場合、アーカイブ内の前回のバックアップを削除できます。ただし、何らかの理由で新しいバックアップを作成できない場合、バックアップがなくなる可能性があります。

ルールの適用

(保持のルールが設定されている場合のみ)

保持のルールを適用する時期を指定します。

たとえば、各バックアップ後およびスケジュールされた日時にクリーンアップ処理を実行するように設定することができます。

このオプションは、[保持のルール]で少なくとも 1 つの保持のルールを設定している場合のみ使用可能です。

クリーンアップ スケジュール

([スケジュールに従う]を選択している場合のみ)

アーカイブ クリーンアップのスケジュールを指定します。

たとえば、各月の最後の日に開始されるようにクリーンアップをスケジュールすることができます。

このオプションは、[ルールの適用][スケジュールに従う]を選択した場合のみ使用可能です。

週単位の完全バックアップ
完全バックアップおよび増分バックアップとクリーンアップ
月単位の完全バックアップ、週単位の差分バックアップ、および日単位の増分バックアップとクリーンアップ
生成されるタスク

すべてのカスタム スキームは常に 3 つのバックアップ タスクを生成し、保持のルールが指定されている場合はさらにクリーンアップ タスクを生成します。タスクの一覧内で各タスクは[スケジュール済み](スケジュールが設定されている場合)または[手動](スケジュールが設定されていない場合)と表示されます。

スケジュールされているかどうかに関係なく、いつでも任意のバックアップ タスクまたはクリーンアップ タスクを手動で実行することができます。

前の例の冒頭では、完全バックアップのスケジュールのみを設定しました。しかし、それでもスキームにより 3 つのバックアップ タスクが生成され、次の種類のバックアップを手動で開始することができます。

左側のペインの[バックアップの計画およびタスク]セクションでタスクの一覧からこれらのバックアップ タスクを選択して、実行できます。

バックアップ スキームで保持のルールも指定している場合は、スキームは 4 つのタスク(3 つのバックアップ タスクと 1 つのクリーンアップ タスク)が生成されます。