Acronis Backup & Recovery 11.5 の アドバンスト エディション を使用すると、Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントがインストールされている任意のコンピュータの ローカル管理、リモート管理、および集中管理を実行することができます。
ローカル管理
ローカル管理の場合は、Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェントがインストールされているコンピュータにコマンドライン ユーティリティをインストールします。操作は、ログオンに使用したユーザー アカウントで実行されます。
例
ローカル コンピュータのすべてのディスクを表示するには、次のコマンドを実行します。
acrocmd list disks
リモート管理
リモート管理の場合は、操作を行う(コマンドまたはスクリプトを実行する)コンピュータにコマンドライン ユーティリティをインストールします。
コマンドで次の項目を指定します。
ログイン情報として指定するユーザーは、そのコンピュータ上で Acronis Remote Users セキュリティ グループのメンバになっている必要があります。操作はこのユーザー アカウントで実行されます。
例
リモート コンピュータのすべてのディスクを表示するには、次のコマンドを実行します。
acrocmd list disks --host=<IP アドレスまたはホスト名> --credentials=<ユーザー名>,<パスワード>
集中管理
コンピュータ上でのコマンド
Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバーを介して、管理サーバーの管理者のログイン情報を使用し、任意の登録済みのコンピュータを管理することができます。各リモート コンピュータのログイン情報は必要ありません。
いくつかのコマンドで、複数のコンピュータのアドレスをカンマで区切って指定することができます。操作は、指定したすべてのコンピュータ上で順番に実行されます。
コマンドで次の項目を指定します。
ログイン情報として指定するユーザーは、管理サーバー上で Acronis Centralized Admins セキュリティ グループのメンバになっている必要があります。異なるコンピュータ上でコマンドライン ユーティリティを実行している場合、そのユーザーは、管理サーバー上で Acronis Remote Users セキュリティ グループのメンバにもなっている必要があります。
そのコンピュータ上での操作は、そのコンピュータ上で実行されているエージェント サービスのアカウント(Acronis Agent User アカウント)で実行されます。
例
管理サーバーを介してコンピュータのすべてのディスクを表示するには、次のコマンドを実行します。
acrocmd list disks --host=<ams ホスト名> --credentials=<ユーザー名>,<パスワード> --service=ams --address=<IP アドレスまたはホスト名>
管理サーバー上でのコマンド
管理サーバー自体で実行できるコマンドがあります。
例
管理サーバーの現在のアクティビティを表示するには、次のコマンドを実行します。
acrocmd list activities --host=<ams ホスト名> --credentials=<ユーザー名>,<パスワード>--service=ams
下の図は、管理対象のコンピュータに直接アクセスするか Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバー経由でアクセスするためのオプションを示しています。
管理対象のコンピュータへのアクセスのオプション