テープの操作

テープ ライブラリの一覧表示

• ローカル コンピュータに接続されているすべてのテープ ライブラリ、およびスタンドアロン テープ ドライブに関する情報を表示します。出力は、RAW フォーマットで表示されます。そのため、テープ ライブラリの完全な GUID を表示および使用することができます。

  acrocmd list tape_libraries --output=raw

• ローカル コンピュータに接続されているテープ デバイスに関する情報を表示します。

  acrocmd list tape_libraries --filter_name="hp MSL6060"

• Acronis Backup & Recovery 11.5 Storage Node に接続されているすべてのテープ デバイスに関する情報を表示します。

  acrocmd list tape_libraries --host=storage_node --credentials="ASN user",pass --service=asn

テープ スロットの一覧表示

• ローカル コンピュータに接続されているテープ ライブラリすべてのスロットに関する情報を表示します。

  acrocmd list tape_slots

• ローカル コンピュータに接続されているテープ ライブラリのスロットに関する情報を表示します。出力は、RAW フォーマットで表示されます。そのため、テープ ライブラリ スロットの完全な GUID を表示および使用することができます。

  acrocmd list tape_slots --filter_library=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --output=raw

テープのインベントリ

• 2 つのテープ デバイスにロードされているテープのインベントリを行います。--mode パラメータが指定されていないので、高速インベントリが行われます。

  acrocmd inventory tape --libraries=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX1,XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX2

• テープ デバイスにロードされているテープの完全インベントリ。検出されたテープは認識されないテープまたはインポートされたテープ プールから空きテープ プールに移動されます。

  acrocmd inventory tape --libraries=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --mode=full --assign2free

• テープ ライブラリの 3 つのスロットにロードされているテープの完全インベントリ。

  acrocmd inventory tape --mode=full --libraries=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --slots=YYYYYYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYYYYYYYYY1,YYYYYYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYYYYYYYYY2,YYYYYYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYYYYYYYYY3

• 高速インベントリと完全インベントリの組み合わせ。

  テープ デバイス全体の完全インベントリには、時間がかかることがあります。インベントリの対象となるテープが数本である場合は、高速インベントリと完全インベントリを組み合わせます。

  1. テープ デバイスで高速インベントリを実行します。

     acrocmd inventory tape --libraries=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

  2. テープ デバイスのテープ スロットを一覧表示します。テープ スロットの GUID をすべて表示するには、--output=raw パラメータを指定します。

     acrocmd list tape_slots --filter_library=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --output=raw

  3. コマンドの出力から、インベントリの対象となるテープを検索し、それが占有しているスロットを確認します。
  4. それらのスロットの完全インベントリを実行します。

     acrocmd inventory tape --mode=full --libraries=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --slots=YYYYYYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYYYYYYYYY1,YYYYYYYY-YYYY-YYYY-YYYY-YYYYYYYYYYY2