準備
NFS エクスポート ドメインの設定
  1. 仮想コンピュータを保存するデータ センターに、NFS エクスポート ドメインが接続されていることを確認します。
  2. 生成された仮想コンピュータを RHEV Manager がデータ センターにインポートできるようにするには、仮想コンピュータのファイルの所有者(vdsm:kvm)が NFS エクスポート ディレクトリの所有者と同じである必要があります。

    そのためには、次の NFS エクスポート設定を追加します。

    この設定によって、任意のユーザーがそのディレクトリに書き込むファイルの所有者は vdsm:kvm になります。移行が完了したら、NFS エクスポート設定を元の値に戻すことができます。

    例: Linux では、NFS エクスポートを制御するのは /etc/exports 設定ファイルです。このファイルでエクスポート ディレクトリに対応する行は、次のようになります。

    /opt/export *(rw,sync,all_squash,anonuid=36,anongid=36)

    ここで、/opt/export はエクスポート パスで、all_squash はすべてのユーザー ID とグループ ID を匿名アカウントにマップします。anonuid および anongid は、匿名アカウントのユーザー ID およびグループ ID に指定した値を明示的に設定します。

ブータブル メディアの取得

Acronis Backup & Recovery 11.5 を試用モードでインストールする場合、次の操作を実行します。

Acronis Backup & Recovery 11.5 を完全モードでインストールする場合、次のいずれかの操作を実行します。

コンピュータの起動
  1. ブータブル メディアを使用して物理コンピュータを起動します。
  2. ブート メニューで、使用するメディアに従って [Acronis Backup & Recovery 11.5] または [RHEV への移行] をクリックします。
  3. [ネットワークの設定] をクリックすると、ネットワーク設定をチェックして、必要な場合は変更できます(オプション)。これらの設定は、メディアからコンピュータを起動する限り有効です。
  4. [このコンピュータをローカルで管理] をクリックします。
  5. [ツール] メニューで [ボリューム表記の変更] をクリックします。コンピュータのオペレーティング システムが Linux の場合、メディアのモードが [Linux 形式のボリューム表記] であることを確認します。コンピュータのオペレーティング システムが Windows の場合、メディアのモードが [Windows 形式のボリューム表記] であることを確認します。