ファイル レベルのセキュリティ

これらのオプションは、Windows オペレーティング システムのファイル レベルのバックアップのみで有効です。

暗号化されたファイルを復号化した状態でアーカイブに格納する

このオプションでは、バックアップ アーカイブに保存する前にファイルの暗号化を解除するかどうかを定義します。

デフォルトの設定は、[無効] です。

暗号化を使用しない場合、このオプションは無視されます。バックアップに暗号化されたファイルが含まれていて、復元後にすべてのユーザーがアクセスできるようにする場合は、このオプションをオンにします。オフにすると、ファイル/フォルダを暗号化したユーザーのみそれらを読み取ることができるようになります。暗号化の解除は、暗号化されたファイルを別のコンピュータに復元する場合にも役立ちます。

ファイルは、暗号化ファイル システム(EFS)を搭載した NTFS ファイル システムを使用する Windows で暗号化できます。ファイルまたはフォルダの暗号化の設定にアクセスするには、[プロパティ] → [全般] → [詳細設定] → [内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する] を選択します。

アーカイブにファイルのセキュリティ設定を保持する

このオプションでは、ファイルに対する NTFS のアクセス許可をファイルと共にバックアップするかどうかを定義します。

デフォルトの設定:[有効]

このオプションをオンにすると、ファイルとフォルダは、ユーザーまたはユーザー グループごとの元のアクセス許可(ファイルの読み取り、書き込み、または実行)と共にアーカイブに保存されます。アクセス許可で指定されているユーザー アカウント以外のアカウントでセキュリティで保護されたファイルまたはフォルダをコンピュータに復元すると、このファイルを読み取りまたは変更できなくなる場合があります。

このような問題を完全に解決するには、アーカイブにファイルのセキュリティ設定を保持する設定を無効にします。復元されたファイルとフォルダは、常に復元されたフォルダまたは(ルートに復元された場合)ディスクのアクセス許可を継承します。

または、セキュリティ設定の復元がアーカイブで使用できる場合でも、それを無効にできます。結果は同じになります。つまり、ファイルは親フォルダのアクセス許可を継承します。

ファイルまたはフォルダの NTFS アクセス許可にアクセスするには、[プロパティ][セキュリティ] を選択します。