コマンドライン パラメータ

Acronis Backup & Recovery 11.5 のインストール ファイルを実行する際、1 つ以上のコマンドライン パラメータを指定できます。

パラメータ

特に説明しない限り、パラメータはすべてのインストール ファイルで指定できます。

-a または、--auto

デフォルトの対話型モードではなく、いわゆる無人セットアップ モードでインストールを実行します。

セットアップ プログラムは、プロダクト キーの入力や [次へ] のクリックなどのユーザーによる操作を要求せずに続行されます。

このパラメータを使用する場合は、-i パラメータを使用して、インストールするコンポーネントを指定する必要があります。

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルを実行する場合、ライセンス サーバーまたはプロダクト キーも、それぞれ -L または -l パラメータを使用して指定する必要があります。

SnapAPI モジュールのコンパイルが必要で、コンパイルが可能な場合は、セットアップ プログラムは自動的にモジュールをコンパイルします。それ以外の場合は、コンパイルをスキップします。

-n または--nodeps

無人セットアップ中の依存関係を無視します。このオプションは無人セットアップ モードでのみ有効です(前述のパラメータ -a を参照)。

-u または、--uninstall

コンポーネントをアンインストールします。プロダクト キーまたはライセンス サーバーを指定する必要はありません。

-s または、--disable-native-shared

システム内に存在するライブラリの代わりに、インストール中にセットアップ プログラム独自の再配分可能なライブラリを強制的に使用します。

再配分可能なライブラリは、内部ツールの標準セットです。プログラムは、ユーザー インターフェイスの表示などにこれらのライブラリを使用します。

セットアップ プログラムは、必要なすべてのライブラリのコピーを含んでいます。デフォルトでは、システム内にこのライブラリが存在していない場合のみライブラリのコピーを使用します。このパラメータを使用すると、セットアップ プログラムで常にコピーが使用されます。

セットアップ プログラムのユーザー インターフェイスが正しく表示されない場合など、インストールに問題が発生した場合にこのパラメータを使用することができます。

-d または、--debug

インストール ログに詳細な情報を書き込みます。

-i <コンポーネント名> または --id=<コンポーネント名>

アドバンスト エディション ではこのパラメータを指定する必要はありません。このパラメータは、Acronis Backup & Recovery 11.5 Server for Linux のインストール ファイルのコマンドライン パラメータとの一貫性を確保するために存在します。

インストールするコンポーネント名を指定します。

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux の場合: BackupAndRecoveryAgent

Acronis Backup & Recovery 11.5 ブータブル コンポーネントおよびメディア ビルダ: BackupAndRecoveryBootableComponents

Acronis Backup & Recovery 11.5 管理コンソールの場合: ManagementConsole

名前は大文字/小文字が区別されます。

-e {0|1} または --ssl={0|1}

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

他のコンポーネントに接続するための認証を有効にするかどうかを指定します。認証は、SSL(Secure Socket Layer)証明書を使用して実行されます。

次の値を指定できます。

0: 認証を使用しない

1: 認証を使用する

-C <管理サーバー> または --ams=<管理サーバー>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバーの名前または IP アドレスを指定します。

このパラメータを使用するときは、管理サーバー管理者のユーザー名とパスワードをそれぞれ -g および -w パラメータを使用して指定する必要があります。

インストールの完了後、コンピュータは自動的に管理サーバーに登録されます。

-g <ユーザー名> または --login=<ユーザー名>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

<管理サーバー> で指定した管理サーバー上にある Acronis Centralized Admins グループのメンバのユーザー名を指定します。

-w <パスワード> または --password=<パスワード>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

<ユーザー名> で指定した名前のユーザーのパスワードを指定します。

-p <ポート番号> または --port=<ポート番号>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

他の Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントへの接続に使用する TCP ポートの番号を指定します。デフォルトのポート番号は 9876 です。

--aur

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux と Acronis Backup & Recovery 11.5 のブータブル コンポーネントおよびメディア ビルダにのみ適用されます。

Universal Restore 機能を有効にします。-l または -L パラメータを使用してこの機能のプロダクト キーを指定する必要があります(このセクションの後の説明を参照してください)。

注意: この機能は、Acronis Backup & Recovery 11.5 Virtual Edition では既に有効になっています。

--dedup

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux と Acronis Backup & Recovery 11.5 のブータブル コンポーネントおよびメディア ビルダにのみ適用されます。

Deduplication 機能を有効にします。-l または -L パラメータを使用してこの機能のプロダクト キーを指定する必要があります(このセクションの後の説明を参照してください)。

注意: この機能は、Acronis Backup & Recovery 11.5 の試用版では既に有効になっています。

-l <プロダクト キー> または --serial=<プロダクト キー>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

コンポーネントのプロダクト キーを指定します。このパラメータまたは -L パラメータを使用します。

Deduplication 機能または Universal Restore 機能を有効にする場合は(前述の --aur および --dedup パラメータを参照してください)、次のようにカンマで区切って対応するプロダクト キーも指定します。

-l 11111-AAAAA,22222-DDDDD,33333-UUUUU

-L <ライセンス サーバー> または --license-server=<ライセンス サーバー>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

Acronis ライセンス サーバーの名前または IP アドレスを指定します。このパラメータまたは -l パラメータを使用します。

このパラメータを使用するときは、-P パラメータを使用して、Acronis Backup & Recovery 11.5 のエディションのコードを指定する必要があります。

-P <製品エイリアス>

Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux のインストール ファイルにのみ適用されます。

Acronis Backup & Recovery 11.5 のエディションのコード(製品エイリアスとも呼ばれます)を指定します。コードは次のとおりです。

Acronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Server: ABR11.5_AS

Acronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Server for Linux: ABR11.5_ASL

Acronis Backup & Recovery 11.5 Virtual Edition ファミリ: ABR11.5_VE、ABR11.5_VEESX、ABR11.5_VEHV、ABR11.5_VERHEV、ABR11.5_VEXEN、 または ABR11.5_VEPRL

-v または、--version

製品のバージョンを表示して終了します。

-? または--help

ヘルプを表示して終了します。

--usage

使用法に関する簡単なメッセージを表示して終了します。