ディスクの復元

(ボリュームすべて含め)ディスク全体をバックアップし、別のプラットフォームでディスクを復元するとします。

復元されたシステムを別のモードで起動できるかどうかは、ソース ディスクにインストールされたオペレーティング システムに依存します。オペレーティング システムでは、BIOS と UEFI とで相互に起動モードを変換可能にしたり、変換を無効にしたりすることができます。変換可能なオペレーティング システムの一覧は、「ボリュームの復元」を参照してください。

次は、BIOS ベース システムと UEFI ベース システム間でのディスクの復元に関するあらゆるケースをまとめた表です。

元のシステム

復元先のハードウェア

BIOS

UEFI

BIOS

OS: 変換可能

 

復元先ディスクは GPT として初期化されます。

OS は UEFI 起動をサポートするよう自動変換されます。

ソース ディスクを「そのまま」復元する場合は、次のとおり実行します。

  1. BIOS で UEFI モードをオフにします。
  2. ブータブル メディアで起動し、復元を実行します。

BIOS

OS: 変換不可

 

復元先ディスクはソース ディスク(MBR)として初期化されます。

復元先のコンピュータが BIOS をサポートしている必要があります。

追加手順

  1. BIOS で UEFI モードをオフにします。
  2. ブータブル メディアで起動し、復元を実行します。

UEFI

OS: 変換可能

復元先ディスクは MBR として初期化されます。

OS は BIOS 起動をサポートするよう自動変換されます。

ソース ディスクを「そのまま」復元する場合は、次のとおり実行します。

  1. BIOS で UEFI モードをオンにします。
  2. ブータブル メディアで起動し、復元を実行します。

 

UEFI

OS: 変換不可

復元先ディスクはソース ディスク(GPT)として初期化されます。

復元先のコンピュータが UEFI をサポートしている必要があります。

追加手順

  1. BIOS で UEFI モードをオンにします。
  2. ブータブル メディアで起動し、復元を実行します。

 

BIOS での大容量のディスクの復元

BIOS ベース システムに復元した後、復元先システムのディスクは MBR として初期化されます。BIOS でのディスク サイズの制限により、ディスクが 2 TB より大きい場合は、ディスク領域の最初の 2 TB のみ使用されます。コンピュータで UEFI がサポートされている場合、UEFI モードをオンにして復元を実行することにより、この制限を克服できます。ディスクは GPT として初期化されます。GPT ディスクには、2 TB の制限が存在しません。