(ボリュームすべて含め)ディスク全体をバックアップし、別のプラットフォームでディスクを復元するとします。
復元されたシステムを別のモードで起動できるかどうかは、ソース ディスクにインストールされたオペレーティング システムに依存します。オペレーティング システムでは、BIOS と UEFI とで相互に起動モードを変換可能にしたり、変換を無効にしたりすることができます。変換可能なオペレーティング システムの一覧は、「ボリュームの復元」を参照してください。
次は、BIOS ベース システムと UEFI ベース システム間でのディスクの復元に関するあらゆるケースをまとめた表です。
元のシステム |
復元先のハードウェア |
|
---|---|---|
BIOS |
UEFI |
|
BIOS OS: 変換可能 |
|
復元先ディスクは GPT として初期化されます。 OS は UEFI 起動をサポートするよう自動変換されます。 ソース ディスクを「そのまま」復元する場合は、次のとおり実行します。
|
BIOS OS: 変換不可 |
|
復元先ディスクはソース ディスク(MBR)として初期化されます。 復元先のコンピュータが BIOS をサポートしている必要があります。 追加手順
|
UEFI OS: 変換可能 |
復元先ディスクは MBR として初期化されます。 OS は BIOS 起動をサポートするよう自動変換されます。 ソース ディスクを「そのまま」復元する場合は、次のとおり実行します。
|
|
UEFI OS: 変換不可 |
復元先ディスクはソース ディスク(GPT)として初期化されます。 復元先のコンピュータが UEFI をサポートしている必要があります。 追加手順
|
|
BIOS での大容量のディスクの復元
BIOS ベース システムに復元した後、復元先システムのディスクは MBR として初期化されます。BIOS でのディスク サイズの制限により、ディスクが 2 TB より大きい場合は、ディスク領域の最初の 2 TB のみ使用されます。コンピュータで UEFI がサポートされている場合、UEFI モードをオンにして復元を実行することにより、この制限を克服できます。ディスクは GPT として初期化されます。GPT ディスクには、2 TB の制限が存在しません。