vSphere クライアントで、[インベントリ] を表示し、仮想アプライアンスの名前を右クリックしてから、[パワー] > [パワー オン] をクリックします。
[コンソール]タブをクリックします。仮想アプライアンスの Welcome 画面に次の操作の指示が表示されます。[Close]をクリックします。この画面には、仮想アプライアンス GUI でヘルプ ボタンをクリックするといつでもアクセスできます。
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for VMware vSphere ESX(i) の画面が表示されます。ここで、エージェントの構成を続けます。
[仮想コンピュータ]の下の[タイム ゾーン]で[変更]をクリックし、管理コンソールがインストールされている場所のタイム ゾーンを選択します。
ESX(i) サーバーは常に、GMT タイム ゾーンで動作します。仮想アプライアンスは ESX サーバーにインポートされるときに、ESX サーバーの GMT タイム ゾーンを継承します。コンソールが別のタイム ゾーンで動作している場合、コンソールを使用してスケジュールしたタスクが適切な時刻に実行されるように、仮想アプライアンスをコンソールと同期させる必要があります。
[エージェント オプション] の下の [vCenter/ESX(i)] で、[変更] をクリックして、vCenter サーバー名または IP アドレスを指定します。エージェントが、vCenter サーバーによって管理されるすべての仮想コンピュータをバックアップおよび復元できるようになります。
vCenter サーバーを使用していない場合、仮想コンピュータをバックアップおよび復元したい ESX(i) ホストの名前または IP アドレスを指定します。通常、エージェントが、自分のホストに存在する仮想コンピュータをバックアップする場合、そのバックアップは速くなります。
エージェントが vCenter サーバーまたは ESX(i) への接続に使用するログイン情報を指定します。アカウントには vCenter サーバーまたは ESX(i) でのバックアップおよび復元に必要な権限を割り当てることをお勧めします。[接続の確認]をクリックすると、このログイン情報が正しいかどうかを確認できます。
これで仮想アプライアンスを動作させる準備が整いました。さらに、次の設定を変更することができます。
エージェントのネットワーク接続は DHCP(Dinamic Host Configuration Protocol)を使用して自動的に設定されます。デフォルトの構成を変更するには、[エージェント オプション]の下の[eth0]で[変更]をクリックして、必要なネットワーク設定を指定します。
追加のディスクを仮想アプライアンスに接続して、エージェント for ESX(i) によるバックアップ先を、ローカルに接続されたこのストレージにすることが可能です。通常、この方法でバックアップすると LAN 経由のバックアップより高速で実行でき、ネットワークの帯域幅を消費することもありません。
仮想ディスク サイズは 10 GB 以上必要です。仮想コンピュータの設定を編集してディスクを追加し、[更新] をクリックします。[ストレージの作成] リンクが使用できるようになります。このリンクをクリックし、ディスクを選択して、そのディスクのラベルを指定します。
既存のディスクを追加するタイミングには注意してください。ストレージを作成すると、既存のディスクに存在していたデータはすべて失われます。