ストレージ ノードで実行される操作

ストレージ ノードは、管理対象の格納域に保存されたアーカイブに対して、次の操作を実行できます。

クリーンアップとベリファイ

管理対象外の格納域に保存されるアーカイブは、アーカイブを作成するエージェントによって管理されます。したがって、各エージェントはデータをアーカイブにバックアップするだけでなく、アーカイブに適用されるサービス タスク、およびバックアップ計画によって指定された保持ルールとベリファイ ルールを実行することを意味します。管理対象のコンピュータの不要な CPU 負荷を取り除くために、サービス タスクの実行をストレージ ノードに任せることができます。タスクのスケジュールは、エージェントがインストールされたコンピュータ上に存在しており、そのコンピュータの時間とイベントを使用するため、スケジュールに従ってエージェントがクリーンアップとベリファイを開始する必要があります。そのためには、エージェントがオンラインになっている必要があります。それ以降の処理はストレージ ノードによって実行されます。

この機能は、管理対象の格納域で無効にすることはできません。次の 2 つの操作はオプションです。

重複除外

管理対象の格納域は非重複化された格納域として設定することができます。つまり、同一のデータはこの格納域に一度のみバックアップされ、バックアップ中のネットワーク使用量およびアーカイブによって使用されるストレージ容量を最小限に抑えます。詳細については、「重複除外」を参照してください。

暗号化

管理対象の格納域は、書き込まれるデータが、ストレージ ノードによって透過的にすべて暗号化され、読み取られるデータがすべて暗号化解除されるように設定できます。暗号化とその解除は、ノード サーバーに保存された格納域固有の暗号化キーを使用して実行されます。ストレージ メディアが盗まれたり権限のない人物によってアクセスされたりした場合でも、格納域の内容はこのストレージ ノード自体にアクセスしなければ、暗号化解除することはできません。

アーカイブがエージェントによって既に暗号化されている場合、ストレージ ノードは、エージェントによって実行される暗号化にさらに独自の暗号化を適用します。