継続的データ保護(CDP)スキーム

継続的データ保護(CDP)により、Exchange データをほとんどすべての復元ポイントに復元することができます。CDP スキームでは、Exchange がトランザクション ログ ファイルを閉じると同時に、このファイルが自動的にバックアップされます。ユーザーは、データベースの完全バックアップをいつ実行するかを指定するだけです。トランザクション ログ ファイルのバックアップは、完全バックアップが完了するまで、一時停止します。

CDP バックアップ スキームを設定するには、次の項目に適切な値を指定します。

スケジュール

データベースの完全バックアップを実行する時期と実行間隔を設定します。スケジュールの設定に関する詳細については、製品ヘルプの「スケジュール」セクションまたは Acronis Backup & Recovery 11.5 のガイドをご参照ください。

保持ルール

(オプション)保存先にバックアップを保持する期間、およびそれらのバックアップを後に移動または削除するかどうかを指定します。このスキームの保持ルールは、完全バックアップの作成後に適用されます。デフォルトでは、[バックアップを無期限に保存する] が設定されています。つまり、完全バックアップが自動的に削除されることはありません。保持ルールの詳細については、製品のヘルプ システムの「バックアップの保持設定」セクション、または Acronis Backup & Recovery 11.5 のガイドを参照してください。

2 番目のロケーション

(オプション)バックアップを別のロケーションにレプリケートするかどうかを指定します。このスキームのレプリケーションは、完全バックアップの作成後に実行されます。その結果、トランザクション ログのバックアップは、完全バックアップが次回作成されると、別のロケーションにレプリケートされます。バックアップのレプリケーションの詳細については、製品のヘルプ システムの「バックアップのレプリケーションの設定」、または Acronis Backup & Recovery 11.5 のマニュアルを参照してください。

バックアップの種類、ベリファイ

これらの設定にアクセスするには、[バックアップの種類の表示、ベリファイ] をクリックします。

バックアップの種類

(オプション)アーカイブには、多数の完全バックアップやトランザクション ログ バックアップが格納されます。

重複除外格納域をバックアップ先として選択した場合の完全バックアップでは、最後の完全バックアップ後に行われた変更のみがバックアップされます。この場合は、[高速完全バックアップ メソッドを使用した完全バックアップの作成] チェック ボックスをオンにします。高速バックアップの詳細については、「高速完全バックアップ メソッド」を参照してください。

注意: トランザクション ログ ファイルをバックアップするには、Exchange の循環ログ方式を無効にしてください。無効にしなかった場合、バックアップ タスクは失敗します。

ベリファイの実行時期

(オプション)ベリファイの実行時期を定義します。

CDP の無効化

CDP スキームは、スケジューリングされた完全バックアップ アクティビティと、常に実行するトランザクション ログ バックアップ アクティビティとの組み合わせです。データベースのメンテナンス処理を実行する際に、CDP を一時的に無効にする場合があります。その場合、[バックアップの計画およびタスク] ビューを表示し、CDP スキームを使用しているバックアップ計画を選択して、[無効] をクリックします。メンテナンス処理が完了したら、バックアップ計画を有効にします。