例 3. 完全バックアップが占めるストレージ領域の最小化
事例: ある企業のバックアップ戦略では、1 TB のデータをホストしている Exchange Server データベースの完全バックアップを毎日作成することになっています。バックアップはそれぞれ 8 週間保存する必要があります。したがって、56 個の完全バックアップを保存するには、約 56 TB のストレージ領域が必要です。このサーバーで 1 日あたりに変更されるデータ量は平均約 30 GB です。
ソリューション: 重複除外された格納域への高速完全バックアップを行います。ストレージ領域を約 52 TB(約 92 %)節約することができます。
実行する手順
- エージェント for Exchange が実行されているコンピュータにコンソールを接続します。
- [バックアップ計画の作成] をクリックします。
- [バックアップの対象] で、目的の Exchange データベース、またはストレージ グループを選択します。
- [バックアップ先] で管理対象の重複除外格納域を選択します。
- [バックアップ方法] で [シンプル] バックアップ スキームを選択します。
- [スケジュール] で [日単位] を選択し、目的のバックアップ開始時刻をスケジュールします。
- [バックアップの種類の表示、ベリファイ] をクリックして、[バックアップの種類] の設定にアクセスします。
- [バックアップの種類] で、[完全] を選択し、次に [高速完全バックアップ メソッドを使用した完全バックアップの作成] を選択します。
- バックアップ計画のその他の設定(バックアップのレプリケーション、保持、およびベリファイ)に関する詳細については、製品のヘルプ システムの「バックアップ」、または Acronis Backup & Recovery 11.5 のアドバンスト エディションのマニュアルを参照してください。
- [OK] をクリックして、作成したバックアップ計画を保存します。