Exchange クラスタ データのバックアップ

通常、クラスタ化されたデータをバックアップするには、管理サーバーでバックアップ計画(集中管理用バックアップ計画)を作成します。ただし、全体が 1 つのクラスタ ノードでホストされている特定のデータをバックアップする必要がある場合は、このノードに直接接続し、標準(ローカル)バックアップ計画を作成できます。このような方法には、データが別のクラスタに移行された場合やノードが使用できなくなった場合に、バックアップ タスクが失敗するという欠点があります。

Exchange クラスタ データのバックアップを設定するには

  1. 前提条件:
    1. エージェント for Exachange を Exchange クラスタの各ノードにインストールします。
    2. インストール中または後で管理サーバーにすべてのエージェントを登録します。
  2. コンソールを管理サーバーに接続します。
  3. [バックアップ計画の作成] をクリックします。
  4. [バックアップの対象] で以下を実行します。
    1. [アクセス ログイン情報、除外の表示] をクリックします。[アクセス ログイン情報] にソース データへのアクセスに必要なログイン情報を指定します。

      詳細: Exchange クラスタ データにアクセスするには、各クラスタ ノードで管理者特権を持つドメイン ユーザー アカウントが必要です。

      アクティブ ディレクトリ ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。

    2. [バックアップする項目] をクリックします。

      [バックアップするデータ] で、次のいずれかを選択します。

      • Exchange データベースまたはストレージ グループをバックアップする Microsoft Exchange 情報ストア
      • 個々のメールボックスをバックアップする Microsoft Exchange メールボックス

      [バックアップするデータ] の下にあるカタログ ツリーで、Exchange クラスタを選択して、バックアップするデータ項目を選択します。クラスタ データベースまたはストレージ グループは、クラスタ内に存在するコピーの数に関係なく、1 つのインスタンスとして表示されます。

  5. [バックアップ先] でバックアップ先を選択します。バックアップは、Acronis Online Backup Storage、Acronis セキュア ゾーン、およびリムーバブル メディアを除き、Acronis Backup & Recovery 11.5 によってサポートされているすべての種類のストレージへ保存することが可能です。

    [アーカイブの名前付け]。Acronis Backup & Recovery 11.5 により、新しいアーカイブに対して共通の名前が生成され、[名前] フィールドに表示されます。名前は、[アプリケーション インスタンス名]_Archive(N) の形式で付けられます。[アプリケーション インスタンス名] 変数は、Exchange Server またはクラスタの名前で置き換えられ、N は連続番号を表します。自動的に生成された名前が不適切なときは、別の名前を付けることができます。名前の先頭に付いている [アプリケーション インスタンス名] 変数の使用は必須であるため、ご注意ください。

  6. [バックアップ スキーム][バックアップ方法] で目的のスキームを選択し、「バックアップ スキーム」の説明に従って設定します。
  7. [クラスタ バックアップ モード] で、次のいずれか 1 つを選択します。
  8. [計画のパラメータ] の下で [計画のログイン情報] をクリックして、計画を実行するユーザー アカウントを指定します。

    アクティブ ディレクトリ ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。

  9. バックアップ計画のその他の設定(バックアップのレプリケーション、保持、およびベリファイ)に関する詳細については、製品のヘルプ システム、または Acronis Backup & Recovery 11.5 のアドバンスト エディションのマニュアルを参照してください。
  10. [OK] をクリックして、バックアップ計画を作成します。