メールボックス、パブリック フォルダ、およびそのコンテンツの .pst ファイルへの復元

パーソナル ストレージ テーブル(.pst)ファイルには、すべてのメールボックス、パブリック フォルダ、およびそのアイテム(個々の電子メール、電子メール フォルダ、連絡先、タスク、メモ、および、Microsoft Outlook および Exchange によってサポートされるその他のオブジェクト)を保存することができます。.pst ファイルは、簡単にコンピュータ間で移動したり、Microsoft Outlook にインポートして参照および編集したりできます。

複数のメールボックスまたはパブリック フォルダを一度に復元すると、それぞれが別個の .pst ファイルに復元されます。作成された .pst ファイルでは、元のメールボックスまたはパブリック フォルダのフォルダ構造が保持されます。

次のセクションでは、適切な設定を選択するのに役立つ情報について説明します。

PST ファイル形式

次の Microsoft Outlook 形式のいずれかを選択します。

Outlook 2003 以降がインストールされたコンピュータ

Outlook 2003-2013 形式を選択した場合に使用できます。

次のように指定します。

Microsoft Outlook 2003 以降がインストールされているコンピュータで、[ファイルとプリンタの共有] を有効にする必要があります。このオプションにアクセスするには

Microsoft Outlook 2003 以降がインストールされているコンピュータで、リモート レジストリ サービスを有効にする必要があります。リモート レジストリ サービスを開始するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

net start RemoteRegistry

.PST ファイルのパス

作成する .pst ファイルを保存するフォルダを指定します。

すべてのメールボックス(またはすべてのメールボックス フォルダ)またはパブリック フォルダを復元対象として選択すると、次のテンプレートに基づいて、作成された .pst ファイルに名前が自動的に付けられます。

同じ名前のメールボックスまたはパブリック フォルダが復元先にすでに存在している場合、連番がファイル名の末尾に追加されます。たとえば、Mailbox – {メールボックスの所有者の名前}(2).pst のようになります。

メールボックスまたはパブリック フォルダのコンテンツ(個々の電子メール、連絡先、タスクなど)を復元対象として選択すると、作成された .pst ファイルは {元のサーバーの名前} recovery.pst に基づいて、名前が自動的に付けられます。.pst ファイルの名前は、必要に応じて変更できます。

ホスト コンピュータのログイン情報

Outlook 2003-2013 形式を選択した場合に使用できます。

エージェント for Exchange がインストールされている Exchange サーバー(ホスト)にリモートでコンソールを接続する場合、ホスト コンピュータのログイン情報が自動的に入力され、ユーザーが入力する必要はありません。コンソールがローカルで Exchange Server に接続されている場合は、ユーザー名とパスワードを指定してください。ユーザー アカウントは、ホストの Administrators グループのメンバでなければなりません。Active Directory ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。

アクセス ログイン情報

タスクのログイン情報によって選択したデータの復元が有効にならない場合は、復元先のログイン情報を指定します。Active Directory ユーザー アカウントの名前を入力する場合は、ドメイン名(DOMAIN\ユーザー名またはユーザー名@ドメイン)も指定してください。