データベースまたはストレージ グループを指定したフォルダに復元するということは、データベース ファイルとトランザクション ログ ファイルを、バックアップから指定したフォルダに取り出すことを意味します。これは、監査や、サードパーティ(他社製)ツールによってさらに処理するためにデータを取り出す必要があったり、何らかの理由により復元が失敗し、データベースを手動でマウントするための回避策を探したりする場合に役立ちます。
データベースまたはストレージ ノードをフォルダに復元するには、次の手順を実行します。
[パス] で、選択したデータベースまたはストレージ グループのファイルの保存先フォルダを指定します。ストレージ グループまたはデータベースのファイルが、バックアップおよびトランザクション ログ ファイルと一緒に取り出されます。
取り出されたデータベースは、ダーティ シャットダウン状態になります。データベースを元のロケーションに復元するときには、データベースがダーティ シャットダウン状態のままでも、システムによってマウント可能です。別のロケーションに復元するときには、Eseutil /r <Enn> コマンドを使用して、クリーン シャットダウン状態にするまでデータベースをマウントできません。<Enn> には、トランザクション ログ ファイルを適用する必要があるデータベース(または、データベースが含まれているストレージ グループ)のログ ファイルのプレフィックスを指定します。実行手順については、次をご参照ください。