メールボックスを別のメールボックス データベースに復元する一般的なケースとしては、次のものがあります。
例: 管理者は、メールボックスを、既存の Exchange 組織から、新しい Exchange Server バージョンへ(たとえば、Exchange 2007 から Exchange 2010 へ)安全に移動する必要があります。Exchange 2007 のメールボックスのバックアップを作成すれば、管理者はサーバーを削除することができます。次に、管理者は、同じハードウェアに Exchange 2010 をインストールして、メールボックスのバックアップからメールボックスを復元します。
例: 管理者は、以前会社を退職し、後に再雇用された従業員のメールボックスを復元する必要があります。この従業員は自分の書類を処理するためには、古いメールボックスが必要であると言っています。新しい配属先の部門では、異なるメールボックス データベースを使用しています。Exchange のネイティブ ツールによって復元することはできません。Exchange の保持ポリシーは既にメールボックスから削除されており、その従業員のユーザー アカウントは Active Directory から既に削除されているからです。この場合、管理者は、この従業員の辞職前に作成したいずれかのバックアップからメールボックスを取り出し、必要なデータベースに復元します。
注意: ユーザーの メールボックスを復元できるのは、Active Directory 内に、それらに関連付けられたユーザー アカウントがあり、それらのユーザー カウントが有効になっている場合のみであるため、復元を開始する前に、必要なユーザー アカウントを再作成し、有効化します。
実行する手順