例 3. 誤って削除してしまった電子メールを元のメールボックスに復元

背景: ある企業の CEO は、電子メールで送信された次回の取締役会で使用する基調講演の原稿を誤って削除してしまいました。さらに悪いことに、CEO の Outlook では、Outlook を閉じたときに [削除済みアイテム] フォルダのコンテンツを自動的に削除するように設定されていたため、削除したファイルは [削除済みアイテム] フォルダからも消去されてしまいました。

ソリューション: CEO のメールボックスは Acronis Backup & Recovery 11.5 を使用して、1 時間に一度、バックアップされるように設定されているため、管理者は簡単にバックアップの中からこの電子メールの最新バージョンを探して、既存のメールボックスに復元することができます。

実行する手順

  1. エージェント for Exchange が実行されている Exchange サーバーにコンソールを接続します。
  2. [ナビゲーション] ツリーで、目的のバックアップが保存されている格納域を選択します。
  3. [データ ビュー] タブの [表示][Microsoft Exchange メールボックス] を選択します。
  4. 検索を使用して、目的の電子メールを検索し、選択して復元します。
  5. [データ パス][復元先] セクションで、[Microsoft Exchange Server] を選択します。
  6. その他の設定はすべて変更せず、[OK] をクリックし、復元タスクを開始します。

    結果: CEO が Outlook を起動すると、目的の電子メールは、元のロケーションに戻っています。