Exchange Server データベース ファイル

Exchange データベースには次の 3 つの種類があります。

• データベース ファイル（.edb）

  メッセージ ヘッダー、メッセージ テキスト、および標準添付ファイルが含まれます。

  Exchange 2003/2007 データベースでは、テキスト データ用の .edb、MIME データ用の .stm ファイルの 2 種類が使用されます。

• トランザクション ログ ファイル（*.log）

  データベースに対する変更履歴が含まれます。確実にログに記録された変更は、その後、データベース ファイルに書き込まれます。これにより、突然データベースに障害が発生しても、データベースを確実に矛盾のない状態に復元できます。

  各ログ ファイルのサイズは 1024 KB（Exchange 2003 の場合は 5120 KB）です。アクティブ ログ ファイルがいっぱいになると、Exchange はこのファイルを閉じて、新しいログ ファイルを作成します。

• チェックポイント ファイル（.chk）

  Exchange により、記録された情報のデータベース ファイルへの書き込みがどの程度進んだかを追跡します。

データベース ファイルとログ ファイルのパスを見つけるには次の手順を実行します。

Exchange 2010

Exchange 管理シェルを使用して次のコマンドを実行します。

Get-MailboxDatabase | Format-List -Property Name, EdbFilePath, LogFolderPath

Exchange 2007

Exchange 管理シェルを使用して次のコマンドを実行します。

• データベース ファイルのパスを取得するには、次のコマンドを実行します。

  Get-MailboxDatabase | Format-List -Property Name, EdbFilePath, StorageGroup

• ログ ファイルのパスを取得するには、次のコマンドを実行します。

  Get-MailboxDatabase | ForEach { Get-StorageGroup $_.StorageGroupName | Format-List -Property Name, LogFolderPath }

Exchange 2003

1. Exchange システム マネージャを起動します。
2. [管理グループ] をクリックします。

   注意: 管理グループが表示されない場合は、管理グループが有効になっていない可能性があります。管理グループを有効にするには、[Exchange 組織] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[管理グループを表示する] チェック ボックスをオンにします。

3. トランザクション ログのロケーションを見つけるには、次の手順を実行します。
   1. ストレージ グループを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
   2. [全般] タブに、トランザクション ログのロケーションが表示されます。
4. データベース ファイル（*.edb）のロケーションを見つけるには、次の手順を実行します。
   1. 必要なストレージ グループを展開します。
   2. データベースを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
   3. [データベース] タブに、データベース ファイルのロケーションおよびデータベース ストリーミング ファイルのロケーションが表示されます。