Microsoft Exchange Server 2010 SP2 を使用していない場合は、Exchange データベース ファイルの整合性を定期的に確認することをお勧めします。
Exchange で整合性チェックを実行するには、Eseutil /K を実行します。これにより、すべての Exchange データベースのページ レベルの整合性、およびすべてのデータベース ページとログ ファイルのチェックサムがベリファイされます。このベリファイ処理には時間がかかることがあります。Eseutil /K の使用方法については、http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb123956(v=exchg.80) を参照してください。
整合性チェックはバックアップの前または後のどちらに実行しても効果があります。
データベースのマウントおよびマウント解除の詳細については、「Exchange Server のトランザクション ログの切り捨て」を参照してください。
「読み取り専用」モードでディスク バックアップからボリューム(必要なデータベース ファイルを含む)をマウントし、Eseutil /K を実行します。
チェックサムが一致しない場合、またはファイルのヘッダーの破損が検出された場合は、破損したデータベースを修復し、バックアップをもう一度実行します。
ヒント: Acronis が提供する Acronis Backup & Recovery 11.5 for Microsoft Exchange Server は、Microsoft Exchange のバックアップ専用の製品ですこの製品を使用する場合、エージェント for Exchange がバックアップされるデータベースの整合性を自動的にチェックし、チェックサムが一致しないデータベースまたはファイル ヘッダーが破損しているデータベースをスキップします。このエージェントとは逆に、Eseutil /K は、サーバー上に存在するすべての Exchange データベースのページをベリファイします。