このセクションで説明する設定は、シングル パス バックアップに関連しています。これらの設定は、「バックアップ計画の作成」ページの「シングル パスのディスクおよびアプリケーションのバックアップ」セクションまたは「今すぐバックアップ」ページにまとめられています。
単一パス バックアップ
この設定により、単一パスのディスクとアプリケーションのバックアップができます。
次の設定にアクセスするには、[タスク失敗時の処理とログの切り捨てを表示] をクリックします。
エラー処理
[アプリケーション バックアップ エラーを無視してタスクを続行] チェック ボックスは、バックアップ時にアプリケーションのメタデータの収集に失敗した場合の動作を指定します。このチェックボックスが表示されるのは、データベースが破損した場合、アプリケーション サービスが停止した場合、バックアップ オプションで VSS の使用が無効化されている場合、バックアップを実行するアカウントが、データベースにアクセスする権限を持っていなかった場合などです。
デフォルトでは、Acronis Backup & Recovery 11.5 でのバックアップは失敗します。
チェックボックスをオンにすると、バックアップは続行されます。イベント ログには、メタデータが収集されなかった各データベースに関するエントリが記録されます。メタデータがまったく収集されなかった場合、通常のディスクレベルのバックアップが取得されます。
エージェント for SQL(シングル パス)がコンピュータにインストールされている場合にのみ、次の設定を使用できます。
ログの切り捨て
この設定を有効にすると、完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップのどれを実行した場合でも、その後に Microsoft SQL Server のログが切り捨てられます。この切り捨ては、単一パスのバックアップが正常に完了した場合のみ発生します。
SQL Server のデータのバックアップにサード パーティ製のアプリケーション(SQL Server バックアップおよび復元コンポーネントなど)を使用する場合は、この設定をオフにしてください。
ログの切り捨てとアプリケーションのエラーの無視は相互に排他的です。これにより、アプリケーションのメタデータが収集されなかった場合に Microsoft SQL のログが切り捨てられることがなくなります。