テープ管理データベース
Acronis Backup & Recovery 11.5 は、コンピュータに接続されているすべてのテープ デバイスの情報をテープ管理データベースに格納します。デフォルトのデータベース パスは、次のとおりです。
- Windows XP/Server 2003 の場合: %ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Acronis\BackupAndRecovery\ARSM\Database
- Windows Vista およびそれ以降のバージョンの Windows の場合: %PROGRAMDATA%\Acronis\BackupAndRecovery\ARSM\Database
- Linux の場合: /var/lib/Acronis/BackupAndRecovery/ARSM/Database
データベースのサイズは、テープに格納されているアーカイブの数によって異なりますが、100 アーカイブあたり約 10 MB です。テープ ライブラリに数千ものアーカイブが格納されている場合は、データベースが大きくなることがあります。このため、テープ データベースは別のボリュームに保存した方が望ましいことがあります。
Windows でデータベースを移動するには、次の手順を実行します。
- Acronis リムーバブル記憶域管理サービスを停止します。
- すべてのファイルをデフォルトの場所から新しい場所に移動します。
- 下記のレジストリ キーを追加します。新しいロケーションのパスをレジストリ値 ArsmDmlDbProtocol で指定します。
レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis\ARSM\Settings
レジストリ値: ArsmDmlDbProtocol
指定できるデータ値: 0~32,765 文字の任意の文字列
説明: テープ管理データベースが格納されるフォルダを指定します。
- Acronis リムーバブル記憶域管理サービスを開始します。
Linux でデータベースを移動するには、次の手順を実行します。
- acronis_rsm サービスを停止します。
- すべてのファイルをデフォルトのロケーションから新しいロケーションに移動します。
- テキスト エディタで構成ファイル /etc/Acronis/ARSM.config を開きます。
- <value name="ArsmDmlDbProtocol" type="TString"> 行を見つけます。
- この行の下にあるパスを変更します。
- ファイルを保存します。
- acronis_rsm サービスを開始します。