Acronis Backup & Recovery 11.5

管理用テンプレートのこのセクションでは、次の Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントの接続パラメータとイベント トレース パラメータを指定します。

接続パラメータ

リモート エージェントのポート

コンポーネントが他の Acronis コンポーネントとの送受信を行うために使用するポートを指定します。

次のいずれかを選択します。

未設定

コンポーネントは、デフォルトの TCP ポート番号の 9876 を使用します。

有効

コンポーネントは、指定したポートを使用します。ポート番号を [サーバーの TCP ポート] に入力します。

無効

[未設定] と同じです。

クライアント暗号化オプション

コンポーネントがクライアント アプリケーションとして動作する場合に転送されるデータを暗号化するかどうか、および自己署名 SSL 証明書を信頼するかどうかを指定します。

次のいずれかを選択します。

未設定

コンポーネントはデフォルトの設定を使用します。この設定では、可能な場合に暗号化を使用し、自己署名 SSL 証明書を信頼します(次のオプションをご参照ください)。

有効

暗号化が有効になります。[暗号化] で、次のいずれかを選択します。

有効

データ転送では、サーバー アプリケーションで暗号化が有効になっている場合は暗号化され、無効になっている場合は暗号化されません。

無効

暗号化は無効になり、暗号化を必要とするサーバー アプリケーションとの接続は確立されません。

必須

データ転送は、サーバー アプリケーションで暗号化が有効になっている場合のみ実行され(「サーバー暗号化オプション」をご参照ください)、暗号化されます。

認証パラメータ

[自己署名証明書を信頼する] チェックボックスをオンにすると、クライアントは Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントのインストール中に作成される証明書などの自己署名 SSL 証明書を使用するサーバー アプリケーションに接続できます(「SSL 証明書」をご参照ください)。

このチェックボックスは、環境に公開鍵基盤(PKI)がある場合を除き、オンにしておく必要があります。

[エージェント証明書による認証を使用する] で、次のいずれかを選択します。

使用しない

SSL 証明書の使用は無効になります。SSL 証明書の使用を必要とするサーバー アプリケーションとの接続が確立されません。

可能な場合に使用

SSL 証明書の使用は有効です。クライアントは、サーバー アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合はその証明書を使用し、無効になっている場合は使用しません。

常に使用

SSL 証明書の使用は有効です。接続は、サーバー アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合のみ確立されます。

無効

[未設定] と同じです。

サーバー暗号化オプション

コンポーネントがサーバー アプリケーションとして動作する場合に、転送されるデータを暗号化するかどうかを指定します。

次のいずれかを選択します。

未設定

コンポーネントは、可能な場合は暗号化を使用するデフォルトの設定を使用します(次のオプションをご参照ください)。

有効

暗号化が有効になります。[暗号化] で、次のいずれかを選択します。

有効

データ転送では、クライアント アプリケーションで暗号化が有効になっている場合は暗号化され、無効になっている場合は暗号化されません。

無効

暗号化は無効になり、暗号化を必要とするクライアント アプリケーションとの接続は確立されません。

必須

データ転送は、クライアント アプリケーションで暗号化が有効になっている場合のみ実行され(「クライアント暗号化オプション」をご参照ください)、暗号化されます。

認証パラメータ

[エージェント証明書による認証を使用する] で、次のいずれかを選択します。

使用しない

SSL 証明書の使用は無効になります。SSL 証明書の使用を必要とするクライアント アプリケーションとの接続が確立されません。

可能な場合に使用

SSL 証明書の使用は有効です。サーバーは、クライアント アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合はその証明書を使用し、無効になっている場合は使用しません。

常に使用

SSL 証明書の使用は有効です。接続は、クライアント アプリケーションで SSL 証明書の使用が有効になっている場合のみ確立されます。

無効

[未設定] と同じです。

イベント トレースのパラメータ

Windows では、Acronis Backup & Recovery 11.5 で発生したイベントをイベント ログまたはファイル、あるいはその両方に記録することができます。

各イベントは、次の表に示すように、イベントの重要度に基づいて 0~5 までのレベルに分けられます。

レベル

名前

説明

0

不明

重大度のレベルが不明または不適切なイベント

1

デバッグ

デバッグの用途で使用するイベント

2

情報

処理の正常終了またはサービスの開始などに関する情報提供を目的としたイベント

3

警告

格納域の空き領域の不足など、差し迫った問題に関するイベント

4

エラー

データまたは機能の消失を発生させたイベント

5

重大

エージェントの処理など、処理を停止させたイベント

イベント トレースのパラメータは、管理用テンプレートの次の設定で指定します。

File Trace Minimal Level(ファイル トレースの最小レベル)

説明: ファイルに記録するイベントの重大度の最小レベルを指定します。レベルが [ファイル トレースの最小レベル] の値以上のイベントのみが記録されます。

設定可能な値: [Unknown] から [Critical] または [Blocked] までの重大度レベルはイベントを記録しません。

デフォルト値: 2(重大度レベルが 2~5 のイベントが記録されます)

ログ ファイルは、特定のコンポーネントの [ログ] サブフォルダの、%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Acronis(Windows XP および Server 2003 の場合)または %PROGRAMDATA%\Acronis(Windows Vista およびそれ以降のバージョンの Windows の場合)フォルダ内にあります。

Win32 Trace Minimal Level(Win32 トレースの最小レベル)

説明: システム イベント ログに記録するイベントの重大度の最小レベルを指定します。レベルが [Win32 トレースの最小レベル] の値以上のイベントのみが記録されます。

設定可能な値: [Unknown] から [Critical] または [Blocked] までの重大度レベルはイベントを記録しません。

デフォルト値: 4(エラーおよび重大なエラーに関するイベントが記録されます)

カスタマ エクスペリエンス プログラム

Acronis Backup & Recovery 11.5 コンポーネントがインストールされているコンピュータをカスタマ エクスペリエンス プログラムに参加させるかどうかを指定します。

次のいずれかを選択します。

未設定

デフォルトでは、コンピュータはカスタマ エクスペリエンス プログラムに参加しません。

有効

[Acronis へのレポートの送信を有効にする] で、次のいずれかを選択します。

有効にする

ハードウェア構成、使用頻度の最も高い機能と最も低い機能、および問題に関する情報が自動的にコンピュータから収集されて、定期的に Acronis に送信されます。最終的に、Acronis ユーザーのニーズをより的確に満たすことができるように、ソフトウェアの改善および機能向上に役立てられます。Acronis は、個人データを収集しません。参加条件については、アクロニスの Web サイトを参照してください。

無効にする

情報は送信されません。

無効

[未設定] と同じです。