--metadata_level={{mailboxes_only|1}|{folders_and_mailboxes|2}|{all|3}}
このパラメータは、backup exchange_database コマンドで使用します。このパラメータでは、バックアップ時に収集するメタデータの量を定義します。メタデータを詳細にするほど、バックアップの作成にかかる時間は長くなります。ただし、個々の電子メールや、メールボックスに含まれているその他のアイテムについては、参照や復元をより高速に実行できるようになります。
データベースをデフォルトのパラメータ値でバックアップした場合、フォルダや個々の電子メールにアクセスするには、バックアップから直接データベースを開いて、トランザクション ログをデータベースに適用する必要があります。バックアップに含まれているトランザクション ログの数によっては、この処理にかなりの時間がかかることがあります。
個々の電子メールを参照したり復元したりできるのは、グラフィカル ユーザー インターフェイスを使用する場合に限られることに注意してください。コマンドライン インターフェイスのみを使用する場合、電子メール レベルまでメタデータを収集する意味はありません。メールボックス全体のみを復元する場合、バックアップの時間を短縮するためにデフォルト値を使用しても安全です。
使用可能なパラメータの値は次のとおりです。
メタデータの詳細度を最低にすると、バックアップは最も速くなります。データベースを開かない場合、メールボックスとパブリック フォルダのみにアクセスできます。
データベースを開かなくても、メールボックスとパブリック フォルダにある個々のフォルダにはアクセスできます。
メタデータの詳細度を最高にすると、バックアップの完了にかかる時間が最長になります。データベースを開かなくても、メールボックスとパブリック フォルダにある個々の電子メールとその他のアイテムにはアクセスできます。