acrocmd は、次の構文で使用します。
acrocmd <コマンド> --<パラメータ 1>=<値の一覧 1> … --<パラメータ N>=<値の一覧 N>
表記規則
コマンドおよびパラメータの説明では、次の特別な表記規則を使用します。
パラメータ値
一部のパラメータでは、1 つの値のみを指定する必要があります。そのような値の説明は単数形で記述されています。たとえば、--arc=<アーカイブ名>と表記されている場合は、このパラメータで 1 つのアーカイブ名のみを指定します。
一部のパラメータでは、1 つ以上の値を入力することができます。そのような値の説明は複数形で記述されています。たとえば、--volume=<ボリューム番号> と表記されている場合は、このパラメータでボリューム番号の一覧を指定することができます。
区切り文字
パラメータの名前および値の一覧は、等号またはスペース文字で区切られます。値の一覧内の値は、カンマまたはスペース文字によって区切られます。
例:
acrocmd backup disk --disk=1,2
acrocmd backup disk --disk=1 2
acrocmd backup disk --disk 1,2
acrocmd backup disk --disk 1 2
入力パラメータを含むファイル
acrocmd では入力パラメータを含むファイルを使用できます。入力パラメータ ファイルの内容がコマンドラインでパラメータと連結されます。
たとえば、次のコマンドがあります。
acrocmd backup disk -f params.txt
ここでファイル params.txt の内容は次のとおりです。
--disk=1 --loc=e:\my_backups --arc=archive123
これは次のコマンドと同じです。
acrocmd backup disk --disk=1 --loc=e:\my_backups --arc=archive123