ユーザー アカウントでは、Acronis Backup & Recovery 11 ストレージ ノードに対して、異なる範囲のユーザーの権限を設定できます。
ユーザー アカウントに関する推奨事項
ストレージ ノードで管理される集中管理用格納域にユーザーがアクセスできるようにするには、ネットワークからストレージ ノードにアクセスする権限をこれらのユーザーに与える必要があります。
ユーザーのコンピュータとストレージ ノードが存在するコンピュータがいずれも、同じ Active Directory ドメインに存在している場合、ユーザーはすべて一般的に Domain Users グループのメンバなので、ストレージ ノードにアクセスできます。したがって通常、これ以上の手順は不要です。
同じ Active Directory ドメインに存在していない場合、ストレージ ノードがインストールされているコンピュータにユーザー アカウントを作成する必要があります。ユーザーが所有するアーカイブにのみアクセスできるよう、ストレージ ノードにアクセスするユーザーごとに個別のユーザー アカウントを作成することをお勧めします。
コンピュータ管理者の追加権限
あるコンピュータの Administrators グループのメンバである格納域ユーザーは、ストレージ ノードでのアカウントの種類に関わらず、管理対象の格納域内にそのコンピュータから作成されたすべてのアーカイブを表示および管理できます。
例
コンピュータ上の UserA と UserB という 2 人のユーザーが、このコンピュータからストレージ ノードで管理される集中管理用格納域へのバックアップを実行するとします。このユーザーをそれぞれ UserA_SN と UserB_SN という通常のユーザー(非管理者のアカウント)としてストレージ ノードに追加します。管理対象格納域の作成時に、両方のアカウントが格納域ユーザーとして追加されました。
通常、UserA は、UserA が作成した(および UserA_SN が所有する)アーカイブにのみアクセスでき、UserB は、UserB が作成した(および UserB_SN が所有する)アーカイブにのみアクセスできます。
ただし、UserA がそのコンピュータの Administrators グループのメンバである場合、UserA のストレージ ノードでのアカウントが通常のものだったとしても、このユーザーはさらに UserB が作成したアーカイブにそのコンピュータからアクセスできます。