管理対象のコンピュータ上のユーザー権限
Windows
Windows を実行しているコンピュータを管理する場合、ユーザーの管理権限の範囲はそのコンピュータ上のユーザー権限によって異なります。
一般ユーザー
Users グループのメンバなどの一般ユーザーには、以下の管理権限があります。
- アクセス許可を持っているファイルに対してファイル レベルのバックアップおよび復元を実行する。ただし、ファイル レベル バックアップのスナップショットは使用できない。
- バックアップの計画およびタスクを作成し、管理する。
- 他のユーザーが作成したバックアップの計画およびタスクを表示する(管理することはできない)。
- ローカルのイベント ログを表示する。
管理者ユーザー
Administrators または Backup Operators グループのメンバなど、コンピュータの管理者権限を持っているユーザーには、さらに以下の管理権限があります。
- コンピュータ全体またはコンピュータ上の任意のデータを、ディスク スナップショットを使用して、または使用せずに、バックアップおよび復元する。
Administrators グループのメンバは、さらに以下の操作も実行できます。
- コンピュータ上の任意のユーザーが所有しているバックアップの計画およびタスクの表示と管理を行う。
Linux
Linux を実行しているコンピュータを管理する場合、ユーザーはルート権限を保有または取得しているはずなので、以下を実行できます。
- 任意のデータまたはコンピュータ全体をバックアップまたは復元する。この際、コンピュータ上で、Acronis Backup & Recovery 11 エージェントのすべての操作とログ ファイルを完全に制御できます。
- オペレーティング システムに登録された任意のユーザーの所有するバックアップの計画およびタスクを管理する。
日常的にルートとしてシステムにログオンするのを避けるために、ルート ユーザーは一般ユーザーの資格でログオンしてから、必要に応じてユーザーの種類を切り替えることができます。