Microsoft Hyper-V では、ホスト オペレーティング システムへのパススルー ディスクを制御することはできません。その結果、Software Shadow Copy Provider は、エージェント for Hyper-V にパススルー ディスクのスナップショットを提供することができません。バックアップ中、エージェントはこれらのディスクをスキップして、警告を追加します。警告を回避するには、バックアップ計画からパススルー ディスクを除外します。
パススルー ディスクをバックアップする場合、ゲスト オペレーティング システムにエージェント for Windows またはエージェント for Linux をインストールします。Acronis Backup & Recovery 11 Virtual Edition ライセンスがホストに割り当てられていると、ゲスト システムにエージェントを無制限にインストールすることができます。エージェントのインストール方法の詳細についてはインストールに関するドキュメントを参照してください。
エージェント for Windows またはエージェント for Linux をインストールして、コンピュータを管理サーバーに追加すると、[エージェントがインストールされているすべてのコンピュータ] グループ内の [エージェントがインストールされているコンピュータ] にそのコンピュータが表示されます。バックアップ計画を作成する場合、[仮想コンピュータ] ではなく、これを選択します。または、物理コンピュータと同様に、コンソールをコンピュータに直接接続できます。
パススルー ディスクに対して、異なるバックアップ ストラテジを使用する場合もあります。たとえば、頻繁に変更されるデータベースがディスクに格納されている場合、オペレーティング システムよりも頻繁にデータベースをバックアップしたり、データベースに異なる設定を使用することができます。その場合、このディスクに対して、別個のバックアップ計画を作成します。