VMware vSphere では、VMware Fault Tolerance 機能が有効になっている仮想コンピュータのスナップショットはサポートされていません。そのため、エージェント for ESX(i) では、そのようなコンピュータをバックアップできず、[仮想コンピュータ] で、バックアップ対象として選択できません。フォールト トレラント コンピュータが含まれているグループをバックアップ計画に含めると、そのコンピュータは自動的に除外されます。
フォールト トレラント仮想コンピュータをバックアップするには、次のいずれかを実行します。
「無効にする」のではなく、「オフにする」ことに注意してください。無効にすると、スナップショットは作成されません。vSphere スクリプトを使用すれば、必要に応じて Fault Tolerance をオフおよびオンにすることができます。通常、この操作でバックアップできますが、不要な動作(セカンダリ仮想コンピュータの削除や作成など)によって時間とリソースが消費されます。また、バックアップ中、コンピュータの信頼性が低下します。
Acronis Backup & Recovery 11 Virtual Edition ライセンスがホストに割り当てられていると、ゲスト システムにエージェントを無制限にインストールすることができます。
エージェントのインストール方法の詳細についてはインストールに関するドキュメントを参照してください。
エージェントをインストールして、コンピュータを管理サーバーに追加すると、[エージェントがインストールされているすべてのコンピュータ] グループ内の [エージェントがインストールされているコンピュータ] にそのコンピュータが表示されます。バックアップ計画を作成する場合、[仮想コンピュータ] ではなく、これを選択します。または、物理コンピュータと同様に、コンソールをコンピュータに直接接続できます。