NT シグネチャは、MBR に保存されるレコードです。このシグネチャにより、ディスクがオペレーティング システムに対して一意に識別されます。
システム ボリュームを含むディスクを復元する場合、ターゲット ディスクの NT シグネチャをどのように操作するかを選択できます。次のパラメータのいずれかを選択します。
バックアップに保存されているものと同じ NT シグネチャである場合、ターゲット ディスクの NT シグネチャがそのまま保持されます(言い換えると、バックアップされた同じディスクにディスクを復元する場合)。それ以外の場合、ターゲット ディスクに対して、新しい NT シグネチャが生成されます。
これは、ほとんどの場合に推奨されるデフォルトの選択です。どうしても必要な場合のみ、次の設定を使用してください。
ターゲット ハード ディスクに対して新しい NT シグネチャが生成されます。
ターゲット ハード ディスクの NT シグネチャは、ディスク バックアップにあるシグネチャで置き換えられます。
注意: このコンピュータの既存のディスクに同じ NT シグネチャがないことを必ず確認してください。同じ NT シグネチャがあると、起動時に最初のディスクからオペレーティング システムが実行され、2 番目のディスクで同じシグネチャが検出されるので、新しい一意の NT シグネチャが自動的に生成されて 2 番目のディスクに割り当てられます。その結果、2 番目のディスク上のすべてのボリュームはそのドライブ文字を失います。ドライブ文字がないため、そのディスクに対するパスはすべて無効となり、プログラムからそのディスク上のファイルは見えなくなります。そのディスク上のオペレーティング システムは起動できなくなります。
次のような理由により、ディスクのシグネチャの復元が必要になります。
ターゲット ハード ディスクの NT シグネチャはそのまま残されます。