集中管理用バックアップ計画を含めるコンピュータのバックアップ対象のファイルおよびフォルダに応じて、ファイルの選択ルールを定義します。
ファイルの選択ルールを定義する手順は、次のとおりです。
Windows
フル パス
バックアップするフォルダおよびファイルを指します。ファイルまたはフォルダへのパスを明示的に指定すると、各コンピュータでこのパスによって正確に示される項目がバックアップされます。
バックアップ対象 |
[ファイルとフォルダ] 列での入力または選択 |
D:\Work フォルダ内の Text.doc ファイル |
D:\Work\Text.doc |
C:\Windows フォルダ |
C:\Windows |
環境変数
一部の環境変数は、Windows フォルダを指します。フォルダおよびファイルへのフル パスの代わりにこれらの変数を使用すると、コンピュータ上の Windows のインストール先に関係なく、正しい Windows フォルダをバックアップすることができます。
バックアップ対象 |
[ファイルとフォルダ] 列での入力または選択 |
コメント |
Program Files フォルダ |
%PROGRAMFILES% |
Program Files フォルダを指します(C:\Program Files など) |
Windows フォルダ |
%WINDIR% |
Windows がインストールされているフォルダを指します(C:\Windows など) |
全てのユーザー プロファイルの共通データ |
%ALLUSERSPROFILE% |
すべてのユーザー プロファイルの共通データが格納されているフォルダを指します(Windows XP では C:\Documents and Settings\All Users で、Windows Vista では C:\ProgramData)。 |
他の環境変数を使用したり、環境変数とテキストを組み合わせて使用したりすることができます。たとえば、コンピュータ上の Program Files フォルダ内の Acronis フォルダを参照するには、%PROGRAMFILES%\Acronis と入力します。
テンプレート
テンプレートは環境変数に似ていますが、既にカスタマイズされています。
バックアップ対象 |
[ファイルとフォルダ] 列での入力または選択 |
コメント |
コンピュータ上のすべてのボリュームのすべてのファイル |
[すべてのファイル] |
コンピュータ上のすべてのボリュームのすべてのファイルを指します。 |
コンピュータ上にあるすべてのユーザー プロファイル |
[すべてのプロファイル フォルダ] |
すべてのユーザー プロファイルが格納されているフォルダを指します(通常、Windows XP では C:\Documents and Settings、Windows Vista では C:\Users)。 |
Linux
バックアップ対象 |
[ファイルとフォルダ] 列での入力または選択 |
/home/usr/docs にマウントされているボリューム /dev/hda3 のテキスト ファイル file.txt |
/dev/hda3/file.txt または、 /home/usr/docs/file.txt |
共通ユーザーのホーム ディレクトリ |
/home |
root ユーザーのホーム ディレクトリ |
/root |
すべてのユーザーに関連するプログラムのディレクトリ |
/usr |
システム構成ファイルのディレクトリ |
/etc |