WinPE 2.x または 3.0 への Acronis プラグインの追加

ブータブル メディア ビルダには、Acronis Backup & Recovery 11 を WinPE 2.x または 3.0 に統合する次の 3 つの方法が用意されています。

上記の操作のいずれかを実行できるようにするには、Windows 自動インストール キット(WAIK)がインストールされているコンピュータにブータブル メディア ビルダをインストールします。このようなコンピュータがない場合は、「ブータブル メディアの作成方法」の説明に従って準備してください。

ブータブル メディア ビルダでは、x86 WinPE 2.x または 3.0 のみがサポートされています。WinPE ディストリビューションは、x64 ハードウェアでも動作します。

Win PE 2.x または 3.0 ベースの PE イメージを操作するには、少なくとも 640 MB の RAM が必要です。

WinPE 2.x または 3.0 ISO への Acronis プラグインの追加

WinPE 2.x または 3.0 ISO に Acronis プラグインを追加するには:

  1. 既存の Win PE ISO にプラグインを追加する際に、Win PE ISO のすべてのファイルをハード ディスク上の別のフォルダにアンパックします。
  2. 次に、ブータブル メディア ビルダを、管理コンソールから起動するか、[ツール] [ブータブル メディアの作成] を選択して起動するか、別のコンポーネントとして起動します。
  3. [ブータブル メディアの種類の選択] [Windows PE]を選択します。

    新しい PE ISO を作成する場合:

    プラグインを既存の PE ISO に追加する場合:

  4. コンピュータのネットワーク アダプタのネットワーク設定を指定するか、DHCP 自動構成を選択します。
  5. (オプション)Windows PE に追加する Windows ドライバを指定します。Windows PE でコンピュータを起動すると、ドライバにより、バックアップ アーカイブが保存されているデバイスにアクセスすることができます。Universal Restore の設定時にこのドライバを指定することもできます。WinPE 自体は 32 ビット ドライバが必要です。64 ビット システム上で Universal Restore を使用する場合、64 ビット ドライブも追加します。

    [追加] をクリックし、対応する SCSI、RAID、SATA コントローラ、ネットワーク アダプタ、テープ ドライブ、その他のデバイスに必要な *.inf ファイルのパスを指定します。生成される WinPE ブート メディアに追加するドライバごとにこの手順を繰り返す必要があります。

  6. ISO または WIM イメージを作成するか、またはメディアをサーバー(Acronis PXE サーバー、WDS、または RIS)にアップロードするかを選択します。
  7. 作成するイメージ ファイルのフルパス(ファイル名を含む)を指定します。または、サーバーを指定し、アクセスするためのユーザー名とパスワードを入力します。
  8. 概要の画面で設定を確認し、[実行] をクリックします。
  9. サードパーティのツールを使用して .ISO を CD または DVD に書き込むか、フラッシュ ドライブにコピーします。

コンピュータが WinPE で起動すると、Acronis Backup & Recovery 11 が自動的に起動します。

結果の WIM ファイルから PE イメージ(ISO ファイル)を作成するには:

Windows PE のカスタマイズの詳細については、『Windows プレインストール環境(Windows PE)ユーザーズ ガイド』(Winpe.chm)を参照してください。