一般的な制限
重複除外は、アーカイブがパスワードで保護されている場合は実行できません。パスワードで保護されたアーカイブのデータ ブロックは、重複除外されていない格納域の場合と同様にバックアップに格納されます。
アーカイブを保護しながら重複除外を有効にする場合、アーカイブをパスワードで保護せず、重複除外された格納域自体をパスワードで暗号化します。暗号化は、格納域の作成時に実行できます。
ディスクレベルのバックアップ
ディスク ブロックの重複除外は、クラスタ サイズまたはブロック サイズとも呼ばれるボリュームのア場所 ユニット サイズが、4 KB で割り切れない場合は実行できません。
ヒント: ほとんどの NTFS ボリュームや ext3 ボリュームのアロケーション ユニット サイズは、4 KB です。そのため、ブロック レベルで重複除外できます。ブロック レベルの重複除外で使用できるその他のアロケーション ユニット サイズは、8 KB、16 KB、64 KB などです。
ファイル レベルのバックアップ
ファイルが暗号化されて、バックアップ オプションの [暗号化されたファイルを復号化された状態でアーカイブに格納する] チェック ボックスがオフの場合(デフォルトはオフ)、ファイルの重複除外は実行できません。
重複除外と NTFS データ ストリーム
NTFS ファイル システムでは、ファイルが 1 つ以上の追加のデータ セット(代替データ ストリーム)と関連付けられることがあります。
このようなファイルをバックアップする場合、代替データ ストリームもすべてバックアップされます。ただし、ファイルそのものが重複除外された場合でも、これらのストリームは重複除外されません。