Acronis サービスのログイン情報の指定

Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Windows、Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for VMware vSphere ESX(i)(Windows)、Acronis Backup & Recovery 11 管理サーバー、および Acronis Backup & Recovery 11 ストレージ ノードの各コンポーネントは、サービスとして実行されます。コンポーネントのインストール時に、コンポーネントのサービスを実行するアカウントを指定する必要があります。

サービスごとに、専用のユーザー アカウントを作成するか(ほとんどの場合にお勧めします)、ローカル ユーザーまたはドメイン ユーザーの既存のアカウント(たとえば、\LocalUser または DomainName\DomainUser)を指定することができます。

新しいアカウント

サービス専用のユーザー アカウントの作成を選択すると、次のアカウントが作成されます。

新しく作成されたアカウントには、次の権限が付与されます。

既存のアカウント

対応するサービスに指定した既存のアカウントに、上記のユーザー権限がセットアップ プログラムによって割り当てられます。

エージェント サービスに既存のユーザー アカウントを指定する場合は、このアカウントが Backup Operators グループのメンバであることを確認してからインストールを続行してください。アドバンスト エディション の場合、アカウントを、Administrators グループのメンバにすることをお勧めします。メンバにしない場合、Software Shadow Copy Provider が、集中管理用バックアップ中にスナップショットを取得できない可能性があります。

ストレージ ノード サービスに既存のユーザー アカウントを指定する場合は、このアカウントが Administrators グループのメンバであることを確認してからインストールを続行してください。メンバでない場合、サービスが一部の Windows リソースにアクセスする権限が不足する可能性があります。

管理サーバー サービスに既存のユーザー アカウントを指定する場合は、このアカウントは Acronis Centralized Admins グループに自動的に追加されます。

Hyper-V クラスタ ノードなどのフェイルオーバー クラスタ ノードにエージェントをインストールする場合、エージェント サービスについては、ドメイン ユーザーの既存のアカウントを指定します。このアカウントは、各クラスタ ノードに対する管理権限が必要です。エージェントは、このアカウントを使用して、いかなるノードにあるクラスタ化されたリソースにでもアクセスできます。また、このエージェントに新しいアカウントを作成することもできます。その後、集中管理用バックアップ計画または復元タスクを作成するときに、必要な権限を持つドメイン アカウントに対するログイン情報を指定する必要があります。

高度な使用に関するヒント