無人インストール

Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Windows などの Acronis Backup & Recovery 11 のコンポーネントは、対話型モードだけでなく、無人モードでインストールすることができます。

トランスフォーム(.mst ファイル)と呼ばれるファイルを必要とするコンポーネントもあります。コンポーネントで使用されるトランスフォームを作成するには、コンフィギュレーション スクリプト mst_gen.vbs が必要です。このスクリプトは、Acronis Backup & Recovery 11 管理コンソールがインストールされているフォルダにあります。デフォルトでは、このフォルダ名は C:\Program Files\Acronis\BackupAndRecoveryConsole です。管理コンソールが別のコンピュータにインストールされている場合には、そのコンピュータからスクリプトをコピーできます。また、このセクション後半にある「トランスフォームの作成例」も参照してください。

次のコンポーネントと機能は、無人モードでインストール、再インストール、またはアップデートできます。

エージェント コア(どのようなエージェントでも必須)

エージェント

エージェントの機能

ブータブル メディア ビルダ

管理コンソール

エージェントのインストール順序

このエージェントをインストールする場合、まず、エージェント コア コンポーネント(まだインストールされていない場合)、次にエージェント自体、最後にエージェント機能をインストールします。

インストール手順

コンポーネントを無人モードでインストール、再インストール、アップデートする手順は、次のとおりです。

  1. セットアップ プログラムを開始します。
  2. [インストール ファイルの取り出し](標準のセットアップ プログラムを使用する場合)または [インストール ファイルの保存](Web ベースのセットアップ プログラムを使用する場合)をクリックします。
  3. コンポーネントのインストール パッケージを取り出します。
  4. トランスフォームを必要とするコンポーネントをインストールする場合、コンフィギュレーション スクリプトを実行して、トランスフォームを作成します。それ以外の場合は、この手順をスキップします。

    たとえば、次のコマンドは、プロダクト キー ABCDE-54321 を使用して エージェント for Windows をインストールするトランスフォームを作成します。

    mst_gen.vbs /msi_path C:\AcronisAgentWindows.msi /serial ABCDE-54321

    このセクションの後述の例もご参照ください。コンフィギュレーション スクリプトの構文の詳細は、「コンフィギュレーション スクリプトのパラメータ」をご参照ください。

  5. 次のいずれかの方法を使用して、コンポーネントのインストール、再インストール、またはアップデートを行います。

Active Directory ドメインでは、グループ ポリシーを使用して、サポートされているコンポーネントの無人インストール、再インストール、またはアップデートを行う方法があります。詳細については、「グループ ポリシーを使用したエージェントのインストール」を参照してください。

トランスフォームの作成例

エージェント コア用トランスフォーム。次のコマンドでは、エージェント コア コンポーネントのインストール パッケージ用トランスフォームが作成されます。

mst_gen.vbs /msi_path C:\AcronisAgentCore.msi /account mydomain\agentuser MyPassWd /ams_address managementsrv /ams_user adminname AdminPassWd

このトランスフォームを無人インストールすると、次のようになります。

エージェント for Windows 用トランスフォーム。次のコマンドでは、エージェント for Windows のインストール パッケージ用トランスフォームが作成されます。

mst_gen.vbs /msi_path C:\AcronisAgentWindows.msi /license_server licensesrv /product AS

このトランスフォームを無人インストールすると、次のようになります。

同様に、Universal Restore などのエージェント機能用トランスフォームを作成できます。