iSCSI デバイスと NDAS デバイスの構成

ここでは、ブータブル メディアから起動して操作する場合の、iSCSI(Internet Small Computer System Interface)デバイスと NDAS(Network Direct Attached Storage)デバイスの設定方法について説明します。

これらのデバイスは、ネットワーク インターフェイスを通してコンピュータに接続され、ローカル接続のデバイスのように表示されます。ネットワーク上では、iSCSI デバイスは IP アドレスによって識別され、NDAS デバイスはデバイス ID によって識別されます。

iSCSI デバイスは、iSCSI ターゲットとも呼ばれます。コンピュータと iSCSI ターゲットの間の対話機能を提供するハードウェアまたはソフトウェア コンポーネントは、iSCSI イニシエータと呼ばれます。通常、iSCSI イニシエータの名前は、デバイスをホストするサーバーの管理者によって定義されます。

iSCSI デバイスを追加する手順は、次のとおりです。

  1. ブータブル メディア(Linux ベースまたは PE ベース)で、管理コンソールを実行します。
  2. [iSCSI/NDAS デバイスの構成](Linux ベースのメディア)または[iSCSI セットアップの実行](PE ベースのメディア)をクリックします。
  3. iSCSI デバイスのホストの IP アドレスおよびポートと、iSCSI イニシエータの名前を指定します。
  4. ホストで認証が必要な場合は、認証用のユーザー名とパスワードを指定します。
  5. [OK]をクリックします。
  6. 一覧から iSCSI デバイスを選択し、[接続]をクリックします。
  7. 認証情報の入力を求められた場合、iSCSI デバイスにアクセスするためのユーザー名とパスワードを指定します。

NDAS デバイスを追加する手順は、次のとおりです。

  1. Linux ベースのブータブル メディアで、管理コンソールを実行します。
  2. [iSCSI/NDAS デバイスの構成]をクリックします。
  3. [NDAS デバイス]で、[デバイスの追加]をクリックします。
  4. 20 文字のデバイス ID を指定します。
  5. デバイスへのデータの書き込みを許可するには、5 文字の書き込みキーを指定します。このキーを指定しなければ、デバイスは読取専用モードで使用できます。
  6. [OK]をクリックします。