カスタムスキーム
Acronis True Image 2015を使用すると、独自のバックアップスキームを作成できます。事前定義されたバックアップ スキームに基づいてスキームを作成することもできます。事前定義されたスキームを選択して自身の要件に合わせて変更し、その変更後のスキームを新しいものとして保存します。
既存の事前定義されたバックアップ スキームは、上書きできません。
また、完全バックアップ、差分バックアップ、または増分バックアップのバージョンを参考にして、カスタム スキームをゼロから作成することもできます。
したがって、まず該当のボックスでバックアップ方法を 1 つ選択してください。
- 完全
完全バックアップ バージョンのみを作成する場合は、この方法を選択します。
- 差分
完全バックアップ バージョンと差分バックアップ バージョンのみを含むバックアップ チェーンを作成する場合は、この方法を選択します。
以下のオプションのうちの 1 つを使用してスキームを設定できます。
- [最初の完全バージョン後は、差分バージョンだけ作成する] - バックアップ バージョン チェーンを 1 つだけ作成する場合は、この項目を選択します。このオプションでは自動クリーンアップを使用できません。
- [次のバージョンごとに完全バージョンを作成する:[n] 差分バージョン] - 複数のバックアップ バージョン チェーンを作成する場合は、この項目を選択します。このバックアップ スキームは信頼性の高いものですが、使用領域が多くなります。
- Incremental
完全バックアップ バージョンと差分バックアップ バージョンのみを含むバックアップ チェーンを作成する場合は、この方法を選択します。
以下のオプションのうちの 1 つを使用してスキームを設定できます。
- [最初の完全バージョン後は、増分バージョンだけ作成する] - バックアップ バージョン チェーンを 1 つだけ作成する場合は、この項目を選択します。このオプションでは自動クリーンアップを使用できません。
- [次のバージョンごとに完全バージョンを作成する:[n] 増分バージョン] - 複数のバックアップ バージョン チェーンを作成する場合は、この項目を選択します。このバックアップ スキームは信頼性の高いものですが、使用領域が多くなります。
自動クリーンアップのルール
使用しなくなったバックアップ バージョンを自動的に削除するには、以下のクリーンアップ ルールのうちの 1 つを設定します。
- [次の期間が経過したバージョンを削除する [定義した期間]](完全バックアップの場合のみ使用可能)- バックアップ バージョンの保存期間を限定する場合は、このオプションを選択します。指定した期間を超過したバージョンは、すべて自動的に削除されます。
- [次の期間が経過したバージョン チェーンを削除する [定義した期間]](増分バックアップと差分バックアップでのみ使用可能)- バックアップ バージョン チェーンの保存期間を限定する場合は、このオプションを選択します。最も古いバージョンチェーンは、指定した期間をそのチェーンの最新のバックアップバージョンが超過した場合にのみ削除されます。
- [最長保存期間[n]バージョン(新しい順)](完全バックアップの場合のみ使用可能) - バックアップ バージョンの最大数を制限する場合は、このオプションを選択します。バージョン数が指定値を超えると、最も古いバックアップ バージョンが自動的に削除されます。
- 最大 [[n] つの最新のバージョン チェーンを保存する](増分バックアップと差分バックアップでのみ使用可能) - バックアップ バージョン チェーンの最大数を制限する場合は、このオプションを選択します。バージョン チェーン数が指定値を超えると、最も古いバックアップ バージョン チェーンが自動的に削除されます。
- [バックアップのサイズを次のサイズ以下に保つ [定義したサイズ]] - バックアップの最大サイズを制限する場合は、このオプションを選択します。新しいバックアップ バージョンが作成された後に、バックアップの合計サイズが、指定した値を超えているかどうかが確認されます。指定した値を超えている場合は、古いバックアップ バージョンが削除されます。
最初のバックアップ バージョンのオプション
バックアップの最初のバージョンは多くの場合、最も重要なバージョンの 1 つです。このバージョンには、初期のデータ状態(最近インストールした Windows のシステム パーティションなど)や、その他の安定したデータ状態(ウィルス チェック完了後のデータなど)が保存されるためです。
[バックアップの最初のバージョンは削除しない] - 初期のデータ状態を維持する場合は、このチェックボックスをオンにします。最初の完全バックアップ バージョンが 2 つ作成されます。最初のバージョンは自動クリーンアップから除外され、手動で削除するまで保存されます。
増分または差分バックアップを選択した場合、最初のバックアップ チェーンは 2 番目の完全バックアップ バージョンから開始されます。3 番目のバックアップ バージョンのみが増分または差分バックアップになります。
このチェックボックスをオンにすると、[[n] つの最新バージョンだけ保存する] チェックボックスが、[1+[n] つの最新バージョンだけ保存する] に変わります。