Acronisシステムレポート

Acronisサポートセンターへのお問い合わせの際には、通常、問題を解決するためにご使用のシステムに関する情報が必要になります。この情報を取得する処理は、簡単に実行できない場合や時間がかかる場合があります。システムレポートの生成ツールを利用すれば、この手順を簡素化できます。ツールを使うと必要なすべての技術情報を含むシステムレポートが生成されます。この情報をファイルに保存し、必要に応じて、作成したファイルを問題の報告に添付してAcronisサポートセンターに送信することができます。このようにツールを使うことにより、問題解決の手順を簡素化し、解決に要する時間を短縮できます。

システムレポートを生成するには、以下のいずれかを実行します。

レポート生成後に、次の操作を行います。

コンピュータが起動しないときにシステムレポートを生成するための個別のコンポーネントとして、このツールをブータブルレスキューメディアに含めることができます。そのメディアから起動すると、Acronis True Imageを実行しなくてもレポートを生成できます。USBフラッシュドライブを接続し、[Acronisシステムレポート] アイコンをクリックします。生成されたレポートは USB フラッシュ ドライブに保存されます。

Acronis システム レポート ツールをブータブル レスキュー メディアに含める手順は、次のとおりです。

コマンド プロンプトからのシステム レポートの作成

  1. 管理者として Windows コマンド プロセッサ(cmd.exe)を実行します。
  2. 現在のディレクトリを Acronis True Image インストール フォルダに変更します。次のコマンドを入力します。

    cd C:\Program Files (x86)\Acronis\TrueImageHome

  3. システム レポート ファイルを作成するには、次のコマンドを入力します。

    SystemReport

    SystemReport.zip ファイルが現在のフォルダに作成されます。

    別の名前でレポート ファイルを作成する場合は、<file name> の代わりに新しい名前を入力します。

    SystemReport.exe /filename:<file name>

ブータブルメディアからシステムレポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. Acronis ブータブル レスキュー メディアがない場合は、作成します。詳細については、「Acronis メディア ビルダ」を参照してください。
  2. BIOSで起動順序を設定して、レスキューメディアデバイス(CD、DVD、またはUSBスティック)を最初のブートデバイスにします。「BIOS での起動順の並び替え」を参照してください。
  3. レスキューメディアから起動して、[Acronis True Image] を選択します。

    [Acronis True Image] をクリックする代わりに、USBフラッシュドライブを接続し、[Acronisシステムレポート] をクリックすることもできます。この場合、レポートが生成され、フラッシュ ドライブに自動的に保存されます。

  4. [ヘルプ] アイコン(アイコン: メディア システム レポートの矢印)の隣の矢印をクリックして、[システム レポートの生成] を選択します。
  5. レポート生成後は、[保存] をクリックし、表示されたウィンドウで、作成されたファイルを保存するロケーションを指定します。

    レポートは ZIP ファイルにアーカイブされます。