ファイルバックアップとディスク/パーティションイメージの違い

ファイルとフォルダをバックアップする場合、ファイルとフォルダ ツリーのみが圧縮されて保存されます。

ディスク/パーティションのバックアップは、ファイルとフォルダのバックアップとは異なります。Acronis True Image 2019 では、ディスクまたはパーティションの正確なスナップショットが保存されます。この処理は「ディスク イメージの作成」または「ディスク バックアップの作成」と呼ばれ、作成されたバックアップは一般的に「ディスク/パーティション イメージ」または「ディスク/パーティション バックアップ」と呼ばれます。

ディスク/パーティション バックアップに含まれるもの

ディスク/パーティションのバックアップには、ディスクまたはパーティションに保存されているすべてのデータが含まれます。

  1. マスター ブート レコード(MBR)があるハード ディスクのゼロ トラック(MBR ディスク バックアップのみに適用)。
  2. 以下を含む、1 つ以上のパーティション
    1. ブート コード。
    2. サービス ファイル、ファイル アロケーション テーブル(FAT)、およびパーティション ブート レコードを含むファイル システム メタ データ。
    3. オペレーティング システム(システム ファイル、レジストリ、ドライバ)、ユーザー データ、およびソフトウェア アプリケーションを含むファイル システム データ。
  3. システム予約済みパーティション(存在する場合)。
  4. EFI システム パーティション(存在する場合)(GPT ディスク バックアップにのみ適用)。
ディスク バックアップから除外されるもの

イメージ ファイルのサイズを減らしてイメージの作成速度を速めるため、Acronis True Image 2019 では、デフォルトでデータが含まれているハード ディスク セクタのみが保存されます。

次のファイルはディスク バックアップから除外されます。

このデフォルトの方法は、セクタ単位モードをオンにすることで、変更できます。この場合、Acronis True Image 2019 では、含まれるデータだけではなく、すべてのハード ディスク セクタがコピーされます。

また、Acronis True ImageでシステムパーティションまたはディスクをAcronis Cloudにバックアップする場合は、次のデータが除外されます。