カスタム スキームの例
1. PC全体のバックアップ「2つの完全バックアップ」
ケース:コンピュータ上のすべてのデータを2つの完全バックアップを使用して保護し、月に1度バックアップをアップデートするようにします。カスタムバックアップスキームを使用して実行する方法について説明します。
- PC全体のバックアップの設定を開始します。詳細については、「PCのすべてのデータのバックアップ」を参照してください。
- バックアップ対象として [コンピュータ全体] が選択されていることを確認します。
- [オプション] をクリックして [スケジュール] タブを開き、[月単位] をクリックして、日付(たとえば、20日)を指定します。これで、毎月の指定した日付にバックアップバージョンが作成されるようになります。次に、バックアップ処理の開始時刻を指定します。
- [バックアップ スキーム] タブを開き、[増分スキーム] の代わりに [カスタム スキーム] を選択します。
- [バックアップの方法] ボックスで、ドロップダウンリストから [完全] を選択します。
- バージョン数を制限するには、[最大[n]つの最新バージョンを保存する] をクリックして、「2」と入力または選択し、[OK] をクリックします。
この場合、プログラムは新しい完全バックアップを毎月20日に作成します。3つ目のバージョンを作成した後は、最も古いバージョンは自動的に削除されます。
- すべての設定が正しいことを確認して、[今すぐバックアップ] をクリックします。初回バックアップをスケジューラで指定した時刻にのみ実行するようにするには、[今すぐバックアップ] ボタンの右側にある下向き矢印をクリックして、ドロップダウンリストで [後で実行] を選択します。
2. ファイル バックアップ: 日単位の増分バックアップと週単位の完全バックアップ
ケース:毎日作業するファイルやフォルダがあります。毎日の作業をバックアップする必要があり、データの状態を過去 3 週間の任意の日に復元できるようにすることを計画します。カスタム バックアップ スキームを使用して、これを実行する方法について説明します。
- ファイル バックアップの設定を開始します。詳細については、「ファイルやフォルダのバックアップ」を参照してください。
- [オプション] をクリックして [スケジュール] タブを開き、[日単位] をクリックして、バックアップ処理の開始時刻を指定します。たとえば、毎日の作業を午後 8 時に終了する場合、その時刻または少し後(午後 8 時 5 分)を開始時刻に指定します。
- [バックアップスキーム] タブを開き、[増分スキーム] の代わりに [カスタムスキーム] を選択します。
- [バックアップの方法] ボックスで、ドロップダウンリストから [増分] を選択します。
- [次のバージョンごとに完全バージョンを作成する: [n] 増分バージョン] をクリックして、「6」を入力するか、または選択します。
この場合、プログラムは最初に初回の完全バックアップバージョンを作成し(バックアップ処理の設定方法にかかわらず、初回バックアップバージョンは完全バックアップになります)、6つの増分バックアップを日ごとに作成します。その後、1つの完全バックアップと6つの増分バックアップを再度作成します。このように新しい完全バージョンはすべてちょうど 1 週間の期間で作成されます。
- バージョンの保存期間を制限するには、[自動クリーンアップをオンにします] をクリックします。
- [次の期間が経過したバージョン チェーンを削除する [定義した期間]] をクリックして、「21」を入力するか、または選択して、[OK] をクリックします。
- すべての設定が正しいことを確認して、[今すぐバックアップ] をクリックします。初回バックアップをスケジューラで指定した時刻にのみ実行するようにするには、[今すぐバックアップ] ボタンの右側にある下向き矢印をクリックして、ドロップダウンリストで [後で実行] を選択します。
3. ディスク バックアップ: 完全バージョン 2 ヵ月ごとと差分バックアップ月 2 回
ケース:システムパーティションを月2回バックアップし、新しい完全バックアップバージョンを2ヵ月ごとに作成する必要があります。また、バックアップ バージョンの保存に使用するディスク領域は、100 GB 以下にします。カスタム バックアップ スキームを使用して、これを実行する方法について説明します。
- ディスク バックアップの設定を開始します。「ディスクとパーティションのバックアップ」を参照してください。
- システムパーティション(通常はC:)をバックアップ対象して選択します。
- [オプション] をクリックして [スケジュール] タブを開き、[月単位] をクリックして、たとえば、毎月1日と15日を指定します。これにより、約2週間ごとにバックアップバージョンが作成されます。次に、バックアップ処理の開始時刻を指定します。
- [バックアップスキーム] タブを開き、[増分スキーム] の代わりに [カスタムスキーム] を選択します。
- [バックアップの方法] ボックスで、ドロップダウンリストから [差分] を選択します。
- [次のバージョンごとに完全バージョンを作成する: [n] 差分バージョン] をクリックして、「3」を入力するか、または選択します。
この場合、プログラムは最初に初回の完全バックアップバージョンを作成し(バックアップ処理の設定方法にかかわらず、初回バックアップバージョンは完全バックアップになります)、3つの差分バージョンを約2週間ごとに作成します。そして再び1つの完全バックアップと3つの差分バックアップを作成します。このように新しい完全バージョンは 2 ヵ月ごとに作成されます。
- バージョンの保存領域を制限するには、[自動クリーンアップをオンにします] をクリックします。
- [バックアップのサイズを次のサイズ以下に保つ [定義したサイズ]] をクリックして、「100」、「GB」を入力するか、または選択して、[OK] をクリックします。
バックアップの合計サイズが 100 GB を超えた場合、Acronis True Image 2019 は既存のバックアップ バージョンをクリーンアップして、残りのバージョンがサイズ制限を満たすようにします。プログラムは、1つの完全バックアップバージョンと3つの差分バックアップバージョンで構成される、最も古いバックアップチェーンを削除します。
- すべての設定が正しいことを確認して、[今すぐバックアップ] をクリックします。初回バックアップをスケジューラで指定した時刻にのみ実行するようにするには、[今すぐバックアップ] ボタンの右側にある下向き矢印をクリックして、ドロップダウンリストで [後で実行] を選択します。