Acronis Startup Recovery Manager

ご使用のエディションでは一部の機能を使用できない場合があります。

Acronis Startup Recovery Manager を使用すると、オペレーティングシステムを読み込まずに Acronis Cyber Protect Home Office を起動することができます。この機能を利用すれば、オペレーティングシステムが起動しなくなったときでも、Acronis Cyber Protect Home Office を使用して、破損したパーティションをリカバリすることができます。Acronis のリムーバブルメディアからコンピューターを起動する場合とは異なり、Acronis Cyber Protect Home Office の起動時には独立したメディアやネットワーク接続は必要ありません。

Acronis Startup Recovery Manager は Windows を実行しているタブレットでは使用できません。

Acronis Startup Recovery Manager を有効化する手順は、次のとおりです

Acronis Cyber Protect Home Office を開始します。
[ツール] セクションで [すべてのツール] をクリックし、[Acronis Startup Recovery Manager を有効化する] をダブルクリックします。
表示されたウィンドウで、[アクティブ化する] をクリックします。

障害が発生した場合、コンピューターの電源を投入し、「Press F11 for Acronis Startup Recovery Manager」というメッセージが表示されたら F11 キーを押します。これによってスタンドアロン版の Acronis Cyber Protect Home Office が起動します。このスタンドアロン版と完全版との違いはごくわずかです。

Acronis Startup Recovery Manager を無効化する手順は、次のとおりです

Acronis Cyber Protect Home Office を開始します。
[ツール] セクションで [すべてのツール] をクリックし、[Acronis Startup Recovery Manager を有効化する] をダブルクリックします。
表示されたウィンドウで、[無効化] をクリックします。

追加情報

スタンドアロンモードの Acronis Cyber Protect Home Office で使用されるドライブ文字は、Windows がドライブの識別に使用する文字と異なる場合があります。たとえば、スタンドアロンの Acronis Cyber Protect Home Office での D: ディスクが、Windows の E: ディスクに対応していることもあります。ディスクのラベル、パーティションサイズ、ファイルシステム、ドライブの性能、メーカー、およびモデル番号に関する情報を参照することによって、ディスクおよびパーティションを正しく特定することができます。

Try&Decide がオンの場合、以前に有効化した Acronis Startup Recovery Manager を使用することはできません。Try モードでコンピューターを再起動すると、Acronis Startup Recovery Manager を再び利用できるようになります。

Acronis Startup Recovery Manager の、他のローダーに対する影響

Acronis Startup Recovery Manager を有効化すると、MBR（マスターブートレコード）が Startup Recovery Manager のブートコードで上書きされます。サードパーティ製のブートマネージャがインストールされている場合は、スタートアップリカバリマネージャをアクティブ化した後に、そのブートマネージャを再度アクティブ化する必要があります。Linux ローダー（LiLo や GRUB など）の場合は、Acronis Startup Recovery Manager を有効にする前に、MBR ではなく Linux のルート（またはブート）パーティションブートレコードへのローダーのインストールを検討してください。

UEFI ブートメカニズムは BIOS のものと異なります。任意の OS ローダーまたはその他のブートプログラムは、対応するローダーへのパスを定義する、独自のブート変数を持ちます。すべてのローダーは、EFI システムパーティションと呼ばれる特別なパーティションに保存されます。UEFI モードのシステムで、Acronis Startup Recovery Manager を有効化すると、独自のブート変数が書き込まれ、ブート順序が変更されます。この変数は変数のリストに追加されますが、リスト内の変数自体は変更されません。すべてのローダーは独立しており、相互に影響しないため、Acronis Startup Recovery Manager の有効化の前後で、特に変更は必要ありません。