リムーバブル メディアにバックアップする際には、追加コンポーネントを書き込むことで、このメディアをブータブルにすることができます。このようにすると、別のブータブル ディスクが不要になります。
次の設定を使用できます。
Acronis True Image Home: USB、PC カード(旧 PCMCIA)、SCSI、およびこれらの各インターフェイスを介して接続されるストレージ デバイスがサポートされます。したがって、このコンポーネントの追加を強くお勧めします。
Acronis システム レポート: システム レポートが生成されます。このレポートは、プログラムの問題が発生したときに、システムに関する情報を集めるのに利用できます。レポート生成は、ブータブル メディアから Acronis True Image Home 2012 を起動する前でも実行可能です。生成されたシステム レポートは、USB フラッシュ ドライブに保存できます。
Acronis ワンクリック リストアは、ブータブル メディアに追加される最小コンポーネントです。このコンポーネントを追加しておくと、このメディアに保存されたイメージ バックアップからワンクリックでデータをリカバリできるようになります。つまり、このメディアからコンピュータを起動して [リカバリする] を選択すると、自動的にすべてのデータが元の場所にリカバリされます。ただし、パーティションのサイズ変更などのオプションを選択することはできません。
Acronis ワンクリック リストアをメディアに追加できるのは、ハードディスク全体の完全バックアップを作成するときだけです。増分または差分バックアップ、およびパーティションのバックアップの作成時には追加できません。これらのバックアップの作成時には、デフォルトのリムーバブル メディアの設定で [Acronis ワンクリック リストアのメディアへの保存] がオンになっていたとしても、このチェックボックスは現在のバックアップ オプションの [一般] タブには表示されません。
リムーバブル メディアにバックアップする際に、[最初のメディアを挿入] というメッセージを表示するかどうかを選択できます。デフォルトの設定では、メッセージ ボックスの [OK] がクリックされるまでプログラムの実行が停止するので、ユーザーがその場にいなければリムーバブル メディアへのバックアップはできません。したがって、リムーバブル メディアへのバックアップをスケジュールする場合は、応答を要求するメッセージ表示を無効にする必要があります。こうしておくと、リムーバブル メディアが利用可能(CD-R/RW が挿入されているなど)であれば、バックアップを無人で実行できます。
他の Acronis 製品がコンピュータにインストールされている場合は、それらのプログラムのコンポーネントのブータブル版も同様に利用できます。
フラッシュ ドライブが NTFS でフォーマットされている場合は、Acronis True Image Home 2012 ではブータブル メディアは作成できません。