Acronis ノンストップ バックアップのデータ ストレージは、ローカル ハードディスク ドライブ(内蔵と外付けの両方)に作成できます。
多くの場合、ノンストップ バックアップのデータ ストレージには外付けのハードディスクを使用するのが最も良い方法です。(USB 3.0 を含む)USB、eSATA、FireWire、および SCSI のいずれかのインターフェイスを持つ外付けディスクを使用できます。
NAS をストレージとして使用することもできますが、SMB プロトコルを使用したアクセスが必須になるという制限があります。ストレージに使用する NAS 共有がローカル ディスクとしてマップされるかどうかは問われません。共有にログインが必要な場合は、正確なユーザー名とパスワードを指定する必要があります。詳細については、「認証設定」を参照してください。Acronis True Image Home 2012 では認証情報が記憶され、共有に対するその後の接続ではログインは必要ありません。
外付けハードディスクまたは NAS を使用できない場合は、ノンストップ バックアップを内蔵ディスク(ダイナミック ディスクを含む)に保存することができます。保護されているパーティションは、ノンストップ バックアップのストレージとして使用することはできないので注意してください。コンピュータにハードディスク ドライブが 1 つしかなく、その中にパーティションが 1 つしかない環境で Acronis ノンストップ バックアップを使用したい場合は、Acronis セキュア ゾーンを作成してこれをノンストップ バックアップのデータ ストレージとして使用できます。
Acronis True Image Home 2012 は、Acronis ノンストップ バックアップ データ ストレージを作成する前に、選択した保存先に十分な空き容量があるかどうか確認します。保護するデータ量に 1.2 が乗算され、この乗算の計算結果の値と使用可能な容量が比較されます。保存先の空き容量がこの条件を満たした場合に、その場所をノンストップ バックアップ データの保存先として使用します。
Acronis ノンストップ バックアップのデータ ストレージの管理
Acronis ノンストップ バックアップのデータ ストレージの空き領域は、一定時間が経過すると必然的になくなります。この時間は、選択した Acronis ノンストップ バックアップの保存先と、ノンストップ バックアップによって保護されるデータの量や構成により異なります。
ストレージの空き容量が 200 MB 以下になると、アラート メッセージが表示されます。この場合は、別の保存先を選択すれば、それまでにバックアップしたデータが失われることはありません。古いストレージにバックアップしたデータをリカバリできます。新しい保存先を選択すると、Acronis True Image Home 2012 によって、ノンストップ バックアップの保護対象として選択したデータの新しい完全バックアップが作成されるので注意してください。
Acronis ノンストップ バックアップ ストレージを管理するもう 1 つの方法は、不要になったバックアップ バージョンを削除することです。ストレージをクリーンアップするには、ノンストップ バックアップ ボックスの歯車アイコンをクリックして [処理] メニューを開き、[クリーンアップ...] を選択します。期間を選択するためのウィンドウが表示されます。ここで指定した期間内に作成されたバックアップ バージョンが削除されます。期間を選択して [OK] をクリックします。
クリーンアップできるのは、アクティブな Acronis ノンストップ バックアップ ストレージのみです。
ノンストップ バックアップのボックスの [処理] メニューで [削除] を選択し、Acronis ノンストップ バックアップのストレージを完全にクリーンアップすることもできます。アクティブなノンストップ バックアップのボックスを選択すると、削除によって Acronis ノンストップ バックアップの処理が停止します。