システムが異常停止する原因には、2 つの基本的な要因があります。1 つ目は、ハードウェア障害によってコンピュータが起動できなくなることです。2 つ目の要因は、オペレーティング システムに障害が発生し、Windows が開始されなくなることです。
最初の原因の場合は、ハードウェア メーカーのサービス センターに問い合わせることをお勧めします。その前に、いくつかの検査を実行することもできます。ケーブル、コネクタ、外付けデバイスの電源などを確認します。その後、コンピュータを再起動してください。コンピュータの電源をオンにすると同時に POST(パワーオン セルフ テスト: power-on self test)が開始され、システム ハードウェアが確認されます。POST によって障害が検知された場合、PC を修理に出す必要があります。
POST によってハードウェア障害が見つからなかった場合、BIOS を開始して、システムのハード ディスク ドライブが認識されているかどうかを確認します。BIOS を開始するには、POST シーケンス中に必要なキーの組み合わせ(Del キー、F1 キー、Ctrl+Alt+Esc キー、Ctrl+Esc キーなど。ご使用の BIOS によります)を押します。通常は起動テスト中に、必要なキーの組み合わせを示すメッセージが表示されます。このキーの組み合わせを押すと、セットアップ メニューが表示されます。ハード ディスク自動検出ユーティリティを選択します。通常は、「Standard CMOS Setup」または「Advanced CMOS setup」の下に表示されています。ユーティリティによってシステム ドライブが検出されなかった場合、システム ドライブに障害が発生しているので、ドライブを交換する必要があります。
ユーティリティによって、システムのハード ディスク ドライブが正常に検出された場合、異常停止の原因は、ウィルス、マルウェア、または起動に必要なシステム ファイルの破損が考えられます。
システム ドライブが正常である場合は、システム ディスクまたはシステム パーティションのバックアップを使用してシステムをリカバリします。Windows を起動できないので、Acronis ブータブル レスキュー メディアを使用する必要があります。
破損したハード ディスク ドライブを交換した後でシステムをリカバリする際は、システム ディスク バックアップも使用する必要があります。